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貴重な野生動植物の保護
野生動植物の保護
新潟県は、長い海岸線、広い沖積平野、大小さまざまな河川や湖沼、高山に及ぶ山岳からなり、海岸線は比較的温暖ですが、ほとんどの地域は豪雪地帯です。このように、地勢・気候が変化に富むため、野生動植物は種類・数ともに豊富で、分布の南限・北限となる種や全国的に希少な種も多く生息・生育しています。
皆さんとともに、これらの野生動植物を保護していくために、さまざまな取り組みを進めています。
貴重な野生動植物の保護
今日、様々な人間の活動が原因で、野生動植物が減少・絶滅しています。日本産のトキは典型的な例です。野生動植物の減少は、生態系のバランスを崩し、私たちの生活に少なからず影響を及ぼすおそれがあります。従って、野生動植物を保護し、次世代に引き継ぐことは、私たちの責務といえます。
野生動植物を保護するため、鳥獣保護法、自然公園法、自然環境保全法、文化財保護法、種の保存法や、これに準じた条例により、一部の種類や一部の地域では、捕獲・採取や土地の開発などを規制・制限している場合があります。しかし、制度には限度があることから、すべての人々が野生動植物の保護に配慮することが大切です。
新潟県希少野生動植物保護条例
レッドデータブックにいがた
県内の野生動植物の生息・生育状況について過去との比較と行い、個体数が減少している種、生息・生育環境が悪化している種等をリストアップし、絶滅のおそれの度合いに応じたランク付けを行い、平成13年に「レッドデータブックにいがた」を発刊しました。
事業者や県民に対し、貴重な野生動植物の保護を呼びかけるとともに、環境影響評価の指導や自然公園内の事業の許可、各種事業計画の立案等に活用し、貴重な野生動植物の保護に努めています。
第2次レッドリストの改定
「レッドデータブックにいがた」の発刊後、10数年が経過し、情報の見直しが必要なったため、平成21年度より「新潟県野生生物保護対策検討会」の分科会を順次設置し、レッドリストの改訂作業を進めています。
- 平成26年6月に「第2次レッドリスト植物(維管束植物及びコケ植物)編」をとりまとめました。
- 平成26年12月に「第2次レッドリスト鳥類編」をとりまとめました。
- 平成27年10月に「第2次レッドリスト淡水魚類・大型水生甲殻類編」をとりまとめました。
- 平成28年12月に「第2次レッドリスト両生類・爬虫類編」をとりまとめました。
- 平成31年3月に「第2次レッドリスト哺乳類編」をとりまとめました。
- 令和3年3月に「第2次レッドリスト陸・淡水産貝類、淡水産プラナリア類編」をとりまとめました。
- 「第2次レッドリスト植物(維管束植物及びコケ植物)編」はこちら
- 「第2次レッドリスト鳥類編」はこちら
- 「第2次レッドリスト淡水魚類・大型水生甲殻類編」はこちら
- 「第2次レッドリスト両生類・爬虫類編」はこちら
- 「第2次レッドリスト哺乳類編」はこちら
- 「第2次レッドリスト陸・淡水産貝類、淡水産プラナリア類編」はこちら
- 自然公園区域の規制対象行為
- 鳥獣保護区
- 特定外来生物について
- 種の保存法(環境省)<外部リンク>
- 絶滅危惧種情報(環境省 生物情報収集・提供システム いきものログ)<外部リンク>
- RDB図鑑(環境省 生物情報収集・提供システム いきものログ)<外部リンク>
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