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デジタルを活かしたまちづくり!~にいがたなびアプリ「にプリ」~3(新潟の未来図鑑withデジタル)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0642597 更新日:2024年3月8日更新

実は地域アプリが目的ではなく、データ活用が目的なのです

佐藤 このアプリで街を盛り上げようということなのですか?

箱崎 「にプリ」は2023年度経済産業省「地域新 MaaS 創出推進事業」に採択されたデータ利活用実証事業で、アプリを使った情報収集と得られたデータを活用しようという事業です。

宮崎 新潟市としては、以前から地域アプリの提案はいただいていたのですが、あまり使ってもらえなかったアプリの事例を知っていましたので、誰がユーザーで、誰がそれを求めているのか、というところがしっかりしていないとうまくいかないと考えていました。

佐藤 そこで、街を盛り上げるために、アプリそのものではなく、データを活用することを目的として取り組むことになったのですね。

宮崎 2年前に今の部署に来て驚いたのですが、新潟駅がリニューアルし、人の流れを変えようといっても、どういうふうに人が流れているのか新潟市はデータを持っていないのです。せいぜい、年2回くらい、カウンターをカチカチして交通量調査をしていたくらいでした。そこで、通信事業者からデータを買って分析した結果、新潟駅前でも場所によって差があるということが可視化されました。可視化によって、ここの通りはこんなに人が通っていたのかと、しかもその属性を調べたら若い人が多いとわかるようになりました。でも、その通りは若い人のニーズに合った通りではなく、ビジネスの機会を損失しているのです。これをきっかけに、行政側もデータの重要性に気づくと同時に、住んでいる方々にも情報を提示しなければいけないということで、どうやったらデータを収集できるのだろうかと考えたわけです。データ収集を継続するために、カメラにAIをつけるとか、いろいろ提案してもらったのですが、今の世の中の流れでは、人の属性や購買情報も取得できるアプリだと思ったのです。

「にプリ」の画面イメージ

箱崎 新潟市の企業の皆さんとデータをどう活用していこうかと考えているところです。データを利用していない企業の方はデータを活用できるように、デジタルを活用しているのだけれどデジタルでの顧客接点が弱い企業の方は接点を持てるように、何かできないかと思っています。データも活用して、デジタルでの顧客接点も持ち始めている企業の方にはリードモデルになっていただきたいですね。

宮崎 飲食店の利用状況だけでなく、イベントの動向もつかみたいと考えています。イベントに何万人来ましたというニュースになるのですが、正確な動向はつかんでいなかったのです。飲食店に入らなくてもイベント会場にQRコードをおいて、QRコードを読み込んでもらうことでポイントがつくようにしたらどうかということも考えています。

箱崎 これから取得したデータを企業さんに提供して、話し合うことで、データ活用の機運をつくっていきたいと思います。

 

 

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