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内野小学校環境学習会

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0044700 更新日:2019年3月29日更新

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内野小学校環境学習会(大気中の二酸化窒素の測定)

1.実施日

 平成16年10月13日(水曜日)9時35分~12時15分

2.実施場所

 内野小学校

3.概要

 大気汚染の簡単な測定実験を体験することで、私たちの住んでいる身近な大気環境について考え、さらに地球環境問題についても関心を高めてもらおうと、内野小学校の6年生(148人)を対象に、環境学習会(大気中の二酸化窒素の測定)を実施しました。

4.事前準備

  1. 大気の汚れのひとつに「窒素酸化物」があることを事前学習する。
  2. 窒素酸化物の捕集管を設置・回収する。
    1. 子供達に捕集管を渡し、子供達自身が選んだ調査地点(合計54地点)に設置する。
    2. 捕集管のふたを開け、地上1mくらいの高さに逆さまに吊るす。
    3. 24時間後に再びふたを閉めて回収する。

5.環境学習会

(1)導入

  1. 研究所の紹介
  2. 環境学習会の進め方
  3. 大気汚染の話(大気汚染物質、人や環境への影響、発生源、監視調査)
  4. 環境学習会で使用した二酸化窒素調査法について(特徴、調査機材の作製方法等)
  5. 実験手順の説明(実験の手順、結果のまとめ方)

(2)実験

  1. 試料の発色
    • 捕集管のふたを開け、発色液(ザルツマン試薬)5mlを入れてふたをする。
    • 手で捕集管を振る。(5~7分程度で十分発色する)
  2. .着色状況の確認
     捕集管の底からまたは白い紙をあてて着色状況を確認する。
  3. 吸光度測定
     分光光度計を用いて吸光度を測定し、窒素酸化物濃度を算定する。
  4. 結果の記録
    • 分析結果を記録表に記入する。
    • 調査地点と分析結果を地図上に記入する。

捕集菅の写真
捕集菅

トリエタノールアミンという二酸化窒素を吸収する性質のある薬品を、ごく少量ろ紙にしみこませてあります。

(3)まとめ

  1. 内野地域における大気環境の調査結果の発表及び講評
     新潟市の常時監視結果と比較して評価する。
  2. 広域的(地球的)な大気環境問題への導入
    • 窒素酸化物は酸性雨の原因となる物質の一つである。
    • 化石燃料の燃焼が様々な大気環境汚染の原因となる。
    • 窒素酸化物による大気汚染は地域的な問題であると同時に、広域的な環境問題の面を持つ。

着色状況を確認している写真
着色状況の確認

吸光度を測定している写真
吸光度測定

分析結果を地図上に記入している写真
分析結果を地図上に記入

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