本文
キャリア教育
新潟県教育委員会では、児童生徒がふるさと新潟で夢をかなえるため、ふるさとへの愛着や誇りと、自分の将来を設計し、自立して生きていく力をはぐくむキャリア教育を推進しています。
アントレプレナーシップ教育
急速に社会が変化する中、主体性を持って社会課題に挑む人材の育成が急務です。このことを受け、令和5年度から起業家精神(チャレンジ精神、創造性、探究心等)や起業家的資質・能力(情報収集・分析力、判断力、実行力、リーダーシップ、コミュニケーション力等)を育むアントレプレナーシップ教育の推進に取り組んでいます。
アントレプレナーシップ教育の推進 [PDFファイル/90KB]
アントレプレナーシップ教育パンフレット [PDFファイル/2.49MB]
義務教育課では、推進モデル校における実践研究の補助事業を展開しています。
アントレプレナーシップ教育推進モデル事業
令和6年度アントレプレナーシップ教育推進モデル校

胎内市立中条中学校(令和5、6年度モデル校)
胎内市立中条中学校では、「私たちには、社会を変え、世界を変える力がある」という理念の下、社会で生きて働く力の育成を目指し、5年目となる「まちづくり会社中条中学校社」を立ち上げ、主体的に課題解決策を図る実践に取り組んできました。地域のプレーヤー(NPO法人、大学、専門家等)と共に準備を進め、地域イベントの「本町マルシェ」での出店や発信を行いました。
新発田市立東中学校(令和5、6年度モデル校)
新発田市立東中学校では、NPO法人を授業づくりアドバイザーに迎え、地域の現状と課題を踏まえて総合的な学習の時間を再構成し、「地域探究学習(1年生)」「課題解決型職場体験(2年生)」の実践を行いました。課題解決型職場体験では、当事者意識をもって課題解決に取り組む中で、事業所からのフィードバックを受けながら、解決策を練り上げていきました。
三条市立第二中学校(令和5、6年度モデル校)
三条市立第二中学校では、2年時に、地域の事業所から提示された課題にチームで取り組み、事業所の方々とのやりとりを経て、アイデアを報告しました。3年時は、その経験をもとに地域課題を見つけ、解決に向けた提案をチームで作り上げてプレゼンしました。生徒は地域に足を運び、関係者へ質問したりアドバイスを受けたりして提案を練り上げました。プレゼンには保護者も参加し、模擬的に投資する形で互いの提案を評価しました。
令和6年度キャリア教育指導者研修会において事例報告をいただきました 資料 [PDFファイル/2.62MB]
糸魚川市立根知小学校(令和6年度モデル校)
糸魚川市立根知小学校では、児童が考えた地域PRのアイデアをプロのクリエーターから協力を得てキャラクターとして仕上げ、缶バッヂにして地域おこしのイベントやスキー場で販売しました。地域を盛り上げようとする大人と協力しながら活動する中で、地域の一員として社会参画する活動となりました。
十日町市立吉田小学校(令和6年度モデル校)
十日町市立吉田小学校では、地域住民や保護者の協力を得て多くのイベントを実施し、児童の学習成果を発表するとともに、事業所と連携してつくった商品を販売する活動を行いました。うまくいかなかったことや失敗を次につなげる姿勢を大切にして活動に取り組んだことで、自ら考えて行動に移す姿がたくさん見られました。
令和6年度キャリア教育指導者研修会において事例報告をいただきました 資料 [PDFファイル/2.93MB]
燕市立燕北小学校(令和6年度モデル校)
燕市立燕北小学校では、地元の事業経営者によるアントレプレナーシップ講話などで、発達段階に応じてチャレンジ精神や事業に向き合う情熱などに触れました。学年ごとに、地域の専門的な方からのアドバイスを受けながら、ふるさとのよさを発信する取組や地域の方や身近な方を喜ばせるプロジェクトを実施しました。
妙高市立妙高高原中学校(令和6年度モデル校)
妙高市立妙高高原中学校では、地域の人と関わり、地域が元気になる文化祭を企画・運営してきました。今年度は、持続可能な文化祭の在り方や地域還元をテーマに掲げ、販売する商品やサービスを工夫し、売り上げの使い道についてアイデアを出し合いながら活動に取り組みました。
夢創造、ナビゲーション月間(7月)
毎年7月を「夢創造、ナビゲーション月間」としてキャリア教育を推進する月としています。教師や家族が児童生徒の生き方を一緒に考えるとともに、児童生徒自身が自分の生き方をじっくり考える一か月としてください。
キャリア教育動画を活用した授業の実施
「新潟県の仕事人」
新潟県内で活躍する様々な方のインタビュー動画を活用し、ふるさと新潟への理解と将来の進路や働き方について考えを深めます。
仕事内容だけでなく、働くことの意義、ふるさとへの思い、様々な経験を語っていただいています。
動画視聴時に活用できるワークシートもあわせて掲載しています。
「夢サポート」
中学生が、職場を訪れ見学・体験したり、働く人にインタビューしたりして、感じたことを生の言葉で語っています。
出前授業の依頼先や調べ学習に役立つ情報が掲載された「活用ガイド」も用意しています。
Vol.1~Vol.9の活用ガイドはこちら[PDFファイル/6.61MB]
<「新潟県の仕事人」「夢サポート」へのアクセス>
教育支援システム(Tea Room)>動画ポケット>キャリア教育
※「新潟県の仕事人」は県内の児童生徒、保護者、教職員など教育関係者への限定公開です。
キャリアカウンセリングの実施
キャリア教育動画を活用した授業や夏季休業前の個別面談等と関連付けて、担任が一人一人と対話するなど、生き方を一緒に考えます。
家族との対話の推進
夏季休業中に、「家族との対話週間」や「子ども参観日」を位置付けるなどして、家族みんなで子どもの生き方や進路を考える機会を設けてください。
夢ナビカルテの活用
「夢サポート」動画、キャリアカウンセリング、家族との対話を実施するに当たっては、夢ナビカルテを御活用ください。
夢ナビカルテのうち、「夢ナビシート」は、「キャリア・パスポート」としても活用できます。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)