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阿賀野川の河川水、底質及び沖合海底土等の放射能測定結果について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0043195 更新日:2012年6月7日更新

 阿賀野川の河川水、底質(泥等)及び沖合海底土等の調査を実施し、その結果の一部がまとまりましたのでお知らせします。
 この調査は5月14日に開催した「第1回放射性物質の循環に関する実態調査検討委員会」の提言を受け実施したものであり、引き続き、委員のご意見などを頂戴しながら、詳細な調査を進めてまいります。
 なお、調査結果を委員から確認いただき、次の評価・意見をいただいております。


<委員からの評価・意見>

○河口付近の泥、水深60mの海底土から比較的高い放射性セシウムが検出されているが、いずれも粘土のような細かい粒子に放射性セシウムが吸着している可能性があるため、粒度別に放射性セシウムを測定し、確認する必要がある。

現時点で阿賀野川水系の淡水魚で食品の新基準値を超える値のものは確認されていない。また、これまでの海水魚の検査結果でも1検体から放射性セシウムが検出されているのみであり、生物への影響はあまり見られていない。その要因を確認するためにも底質(泥等)、海底土からの放射性セシウムの溶出の確認と生物への移行の可能性を検討していく必要がある。


 

<調査結果概要>

  1. 阿賀野川の河川水
    5月29、30日に、上流~下流の7地点の橋で採取した河川水から、いずれも放射性セシウムは検出されませんでした。
    (参考)
    これまでの阿賀野川水系の淡水魚の測定結果
    8魚種で検査を実施 不検出~49ベクレル/kg
     
  2. 阿賀野川の底質(泥等)(別紙1参照)
    5月29、30日に、上記7地点の橋から採取した川底の泥、砂等の10検体を分析し、最大68ベクレル/kg湿の放射性セシウムを検出しました。
     
  3. 阿賀野川岸辺の堆積物(別紙1参照)
    5月29日に、川岸3地点で試料を採取し分析したところ、中流の岸辺で表面から深さ30~40cmの層で採取したものから最大232ベクレル/kg湿の放射性セシウムを検出しました。
     
  4. 阿賀野川沖合の海底土(別紙2参照)
    5月17日に阿賀野川沖合で採取した海底土を分析したところ、水深60mの海底土から最大117ベクレル/kg湿の放射性セシウムを検出し、昨年度の調査(8,11,3月に実施)に比べ阿賀野川沖水深60m地点の海底土の放射性セシウム濃度が高くなる傾向が見られます。
    また、今回から水深80m及び100m地点の調査を実施し、水深100mの海底土からは福島第一原発事故の影響の指標となるセシウム134(半減期2年)は検出されませんでした。

 (参考)
海底土の過去の測定結果の最大値(セシウム137のみ測定):59.3Bq/kg(1965年3月採取・測定)
海水魚の測定結果(新潟県測定):不検出~21ベクレル/kg(マダイの内臓1検体からのみ検出)

 

報道発表資料[PDFファイル/100KB]

別紙1、2[PDFファイル/74KB]

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