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新潟手掛け和蝋燭(にいがたてがけわろうそく)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:5102121 更新日:2023年2月24日更新

和蝋燭

ハレの場を照らす

和蝋燭 新潟市中央区の『岡田蝋燭店』で製造されている工芸品です。

 葬式や法事等の際の仏壇の御明かしをはじめ、墓参りの際の灯燭(とうしょく)として使用される用途のほか、神社の灯籠神輿などのような祭りの際にも使用されています。

 江戸時代より、九州などの温暖な地方から仕入れた櫨(はぜ)を用いた櫨蝋(はぜろう)を原料とし、手作りで蝋燭が作られていました。第二次大戦後、石油を原料としたパラフィンワックスが普及し始めると、材料の入手のしやすさなどから、新潟県内では櫨蝋からパラフィンワックスへと原料が移行していき、パラフィンワックスを使用した和蝋燭が一般的なものとして定着しました。

 本工芸品の製造事業者である岡田蝋燭店は、明治初頭に創業したとされる本家の「岡田ローソク製造所」から分家し、1957年に初代である祖父「岡田公平」が開業。その後、父、子と三代に渡って続く事業者です。その創業当初から、パラフィンワックスを原料とした手作り和蝋燭を製造しています。

型は使わず手作業で

蝋燭作りの様子 蝋燭の「芯」を作る工程を行い、出来上がった芯へ蝋を付け、形を成形するのが製造工程の主な流れです。

 原料をパラフィンワックスとした蝋燭において、木型や金型などを使用せずに、先人から継承された手作業による手法を用いて製造されていることが大きな特徴です。また、芯に一般的な糸芯ではなく紙芯や灯芯を用いることで、炎が大きく屋外で使用しても火が消えにくいといった特徴もあります。

 近年の取組として、販路拡大を目的に、使い手と作り手が直接繋がれるイベントや催し物などへの積極的な参加や、以前は県内でも製造されていた櫨蝋を原料とした和蝋燭作りについて、事業者の製造技術により2002年より復活させ販売に至るなど、新たな販売のための機会創出に力を入れられています。

主な商品

  • 和蝋燭
    和蝋燭
  • 絵蝋燭
    絵蝋燭
  • 12ヶ月のたまごろう
    たまご蝋
  • 朱鷺のたまごキャンドル
    たまご蝋

 ※事業者の工房併設のショップやECサイト<外部リンク>で購入可能。

事業者

 になひてさんはこんな人(『新潟県伝統工芸品のになひて』インタビューページ)

  • 岡田蝋燭店

  新潟県新潟市中央区上近江1-6-40
  TEL  025-256-8356
  HP<外部リンク> YouTube<外部リンク> 

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