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8月3日、令和4年8月3日からの大雨から3年 - 過去の災害を知り、未来の災害へ備えましょう-

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0764066 更新日:2025年8月3日更新

 

 令和4年8月3日からの大雨から3年が経過しました。あらためて令和4年8月3日からの大雨がどのような災害であったかを知り、未来への備えについて考えましょう。

令和4年8月3日からの大雨の概要

 2022(令和4)年8月3日、線状降水帯が繰り返し発生し、村上市、関川村、胎内市などの下越地方を中心に、記録的な大雨となりました。3日正午頃から、1時間に80~100mmを超える大雨時に発表される「記録的短時間大雨情報」が繰り返し発表され(16回)、午後1時過ぎからは「顕著な大雨に関する情報」が3回発表されました。4日には2019(令和元)年10月以来、本県では2回目となる「大雨特別警報」が発表されました。3日午前3時から5日午前5時にかけての累計雨量は、関川村下関で569mm、村上市高根で414mm、胎内市中条で292mmとなり、村上市、胎内市、関川村では一時緊急安全確保(警戒レベル5)が発令されました。
 人的被害は負傷者1名。建物被害は全壊8棟、半壊23棟、一部損壊5棟、床上浸水889棟、床下浸水1,506棟でした。
 村上市と関川村の荒川流域で被害が特に大きく、JR米坂線は線路に土砂が流入するなどして運休し、村上市から山形県につながる国道113号、国道7号が長時間通行止めになりました。
 なお、村上市小岩内地区では、土石流が発生し流木が大量に押し寄せ甚大な被害に見舞われましたが、1967(昭和42)年に起きた羽越水害の経験から、区長らの判断で再避難を行い死者・行方不明者を未然に防ぎました。この適切な避難行動は「小岩内のきせき」と呼ばれ、絵本にもなりました。

 村上市小岩内地区の「小岩内のきせき」の絵本についてはこちらからご覧いただけます。
絵本「小岩内のきせき」 - 村上市公式ウェブサイト<外部リンク>

 被害の詳細や当時の写真は、新潟県災害デジタルアーカイブからもご覧いただけます。
新潟県災害デジタルアーカイブ - 新潟県ホームページ

写真① 写真②

村上市内国道7号の浸水状況(写真提供:村上市)​    村上市・三面ダム上空写真(写真提供:株式会社パスコ・国際航業株式会社)​

未来の災害への備えについて

 水害は事前の準備と迅速な避難で備えることができます。

・お住まいの地域のハザードマップを確認し、早めの避難ができるよう避難の場所を決めておきましょう。
・食料・飲料水の備蓄に加え、携帯トイレや衛生用品なども避難の際に最低限の数量を持ち出せるよう準備しましょう。
・火災保険の自然災害特約や自動車損害保険の車両保険への加入も、被災後の生活再建に備える「自助」のひとつです。

 自分自身と大切な人の命を守るために、未来の災害に向けて、できることから一歩ずつ備えていきましょう。

 防災企画課では、防災意識啓発用のパンフレットも作成していますので、ご活用ください。
防災に役立つ各種パンフレットを作成しています - 新潟県ホームページ

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