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7月27日、平成23年7月新潟・福島豪雨から14年 - 過去の災害を知り、未来の災害へ備えましょう-
平成23年7月新潟・福島豪雨から14年が経過しました。あらためて平成23年7月豪雨がどのような災害であったかを知り、未来への備えについて考えましょう。
平成23年7月新潟・福島豪雨の概要
2011(平成23)年7月27日から本県や福島県会津地方が大雨に見舞われました。特に28日から30日にかけては、大気の状態が不安定となり、平成16年7月新潟・福島豪雨(7.13水害)を上回る記録的な大雨でした。27日から31日までの総降水量では、加茂市宮寄上で626.5mmとなり、7月の月降水量平均の2倍以上を記録しました。広範囲で激しい雨が降り、三条市の五十嵐川、南魚沼市の登川など6河川、9箇所で破堤したほか、多くの河川で氾濫危険水位を超過し、16市町で約15万世帯、約45万人に避難勧告・指示が発令されました。
人的被害は死傷者等18人。避難指示・勧告が発令された世帯は7.13水害と比べ約5倍でしたが、人的被害は少なく、建物被害においては全壊41棟、半壊805棟、一部損壊32棟。床上浸水1,004棟、床下浸水7,624棟でした。
この水害では、県河川防災情報システムへの大量アクセスがあり、多くの住民が防災情報を取り入れようとしたことが確認されました。しかし、システムの接続障害や増水した堤防で見物する住民もおり、情報基盤の充実やさらなる住民の防災意識向上が課題に挙げられる水害となりました。
人的被害は死傷者等18人。避難指示・勧告が発令された世帯は7.13水害と比べ約5倍でしたが、人的被害は少なく、建物被害においては全壊41棟、半壊805棟、一部損壊32棟。床上浸水1,004棟、床下浸水7,624棟でした。
この水害では、県河川防災情報システムへの大量アクセスがあり、多くの住民が防災情報を取り入れようとしたことが確認されました。しかし、システムの接続障害や増水した堤防で見物する住民もおり、情報基盤の充実やさらなる住民の防災意識向上が課題に挙げられる水害となりました。
被害の詳細や当時の写真は、新潟県災害デジタルアーカイブからもご覧いただけます。
<新潟県災害デジタルアーカイブ - 新潟県ホームページ>
十日町市内(写真撮影:新潟県) 阿賀町内(写真撮影:新潟県)
未来の災害への備えについて
水害は事前の準備と迅速な避難で備えることができます。
・お住まいの地域のハザードマップを確認し、早めの避難ができるよう避難の場所を決めておきましょう。
・食料・飲料水の備蓄に加え、携帯トイレや衛生用品なども避難の際に最低限の数量を持ち出せるよう準備しましょう。
・火災保険の自然災害特約や自動車損害保険の車両保険への加入も、被災後の生活再建に備える「自助」のひとつです。
自分自身と大切な人の命を守るために、未来の災害に向けて、できることから一歩ずつ備えていきましょう。
・お住まいの地域のハザードマップを確認し、早めの避難ができるよう避難の場所を決めておきましょう。
・食料・飲料水の備蓄に加え、携帯トイレや衛生用品なども避難の際に最低限の数量を持ち出せるよう準備しましょう。
・火災保険の自然災害特約や自動車損害保険の車両保険への加入も、被災後の生活再建に備える「自助」のひとつです。
自分自身と大切な人の命を守るために、未来の災害に向けて、できることから一歩ずつ備えていきましょう。
防災企画課では、防災意識啓発用のパンフレットも作成していますので、ご活用ください。
<防災に役立つ各種パンフレットを作成しています - 新潟県ホームページ>