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夏の異常高温が常態化しつつある中、穂肥は稲の収量や品質を上げるための重要な技術です。しかし、背負式の動力散布機に肥料を入れて田んぼをぐるっと回りながら散布するのは大変な重労働です。全量基肥施肥により穂肥を省略できる体系がほとんどになっていますが、今年のような高温が続くと追加での穂肥が必要になります。
そこで、ドローンを活用した穂肥散布が管内でも増えつつあります。粒剤も散布できますが、湛水しなくても散布可能な液肥による葉面散布も広がりつつあります。散布時間は約2分/10aと短く、重いものを背負って歩かなくていい、人に優しい技術です。ほ場の中の生育の差に応じて肥料の散布量も調整できるように日々進化しています。
人にも稲にも優しい技術により収量も品質も上がることを祈り、実りの秋を待っています。
ドローンによる液肥(穂肥)散布の様子