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研究成果詳細解説 アイリス「ブルーマジック」の切り前と品質保持剤前処理が切り花の観賞性に及ぼす効果

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0408202 更新日:2021年7月12日更新

アイリス「ブルーマジック」の切り前と品質保持剤前処理が切り花の観賞性に及ぼす効果

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 令和3年度研究成果情報「アイリス「ブルーマジック」の切り前と品質保持剤前処理が切り花の観賞性に及ぼす効果」について説明します。
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アイリス切り花は咲き進みによる市場クレームを避けるために固い切り前(収穫ステージが早いこと)で収穫される傾向があります。以前は花弁がわずかに見える位の切り前で出荷していましたが、出荷後、市場に着荷した際に咲き進んでしまうことがあり、現在は花弁の見えない状態で収穫・出荷されています。


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しかし、切り前が固いと開花に至らないこともあるため、産地では開花率向上に効果のある市販の品質保持剤を前処理して出荷しています。しかし、処理濃度や切り前の違いによる品質保持剤の効果については明らかになっていません。そこで、切り前と品質保持剤の処理濃度がアイリス切り花の観賞性に及ぼす影響について明らかにするため試験を行いました。
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試験にはアイリス「ブルーマジック」を用いました。左の切り前の写真は見やすいように苞葉を取り除いたものです。通常、花弁が見えない状態で収穫されるので、切り前は苞葉先端から花蕾先端までの長さとし、緩切り(1cm)は長さ5~15mm、固切り(2cm)は長さ16~24mmの切り花を用いました。右側の写真は開花ステージを表していますが、ステージ8まで到達した切り花を開花としました。
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水生け後の開花ステージは品質保持剤処理区で早く進みましたが、処理濃度に差は見られませんでした。品質保持剤を前処理することにより開花が早まることが明らかとなりました。
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開花率は品質保持剤処理区で高くなりましたが、処理濃度に差は見られませんでした。品質保持剤を前処理することにより開花率が2倍以上向上する効果を確認されました。
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水生け後の日持ち期間についても品質保持剤処理区で延長しましたが、処理濃度に差は見られませんでした。品質保持剤を前処理することにより日持ち期間が延長する効果も確認されました。
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以上より、アイリス「ブルーマジック」切り花において、品質保持剤を前処理することにより、固い切り前でも水生け後の開花率は2倍以上に向上することが明らかとなりました。
留意点としまして、品質保持剤はC社製の球根切花用前処理剤を用いて、5℃の冷蔵庫内で16時間程度吸液処理をした結果です。品質保持剤の短時間処理は未検討であるので、処理時間短縮は現場検証のうえ行ってください。市場着荷時に出蕾しているとクレームの対象となることがありますので、切り前について事前に出荷先市場等と検討をお願いします。
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