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研究成果詳細解説 簡単、手軽に製作できる野菜のセル苗用「底面かん水育苗装置」

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0408099 更新日:2021年7月12日更新

簡単、手軽に製作できる野菜のセル苗用「底面かん水育苗装置」

底面かん水トップページ
 令和3年度研究成果情報「簡単、手軽に製作できる野菜のセル苗用『底面かん水育苗装置』」について説明します。
底面かん水2

水田における野菜の作付け拡大に伴い、野菜の栽培に不慣れな農業者が、育苗の水管理に失敗するケースが増えています。苗作りは長年の経験に基づく高度な技術を必要としますが、かん水管理を自動化して、失敗の少ない装置を開発することで、野菜生産に取り組む農業者を支援する目的で研究に着手しました。
底面かん水3
 幅1m、長さ10mの育苗用プール(面積約10平方メートル、セルトレイ30枚の育苗が可能)をコンクリートブロック、スチール鋼管、押出法ポリスチレン断熱材(以下、硬質発泡スチロール板)等を用いて作成します。
底面かん水4
 発泡スチロール板は紫外線で崩壊が進むので必ず日光を遮断する資材(銀色マルチなど)、垂木やブロック、イボ竹など身近にあるものを利用して制作できます。
 塩ビフィルムを敷いた状態で一旦水を張り、全体の水位を見て高さを調整します。
底面かん水5
底面かん水6
底面かん水7
かん水時間は、プールの設置規模、水道の水圧、潅水チューブの種類などで変わりますので、設置後、実際に給水して水位を確認してください。
タイマーの種類によっては、1日の給水回数、給水時間が様々に設定可能です。苗の生育具合や培土の乾き具合を見て調整してください。
自動でかん水制御できますが、タイマーが上手く作動しているか、かん水量は適当か、苗の生育に問題がないか、毎日チェックを行ってください。
底面かん水8
ブロッコリー(令和2年7月30日は種、品種「スピードドーム」)とたまねぎ(令和2年8月26日は種 品種「アトン」)の定植時の苗の調査結果です。やや徒長傾向に育つ傾向が認められますが、均一で良質な苗が生産できます。
底面かん水9
定植時のブロッコリーの苗です。
基本的にトレイ底からの根の伸長は抑えられていますが、トレイ下に長時間滞水すると、根が伸びやすくなります。
そこで、一定程度の水位(セルトレイ底から5~10mm)に達したら、速やかに余剰水を排水することが必要です。
底面かん水10
たまねぎの定植前の苗の様子です。
やや徒長傾向に育つ傾向が認められますが均一で良質な苗が生産できます。

かん水11
かん水1回あたりの培土の吸水量は、頭上かん水の方が多い傾向にあります。
これは、頭上かん水の方が、培土の乾湿の差が大きくなることを示しています。
逆に考えると、底面かん水は保水性を高め、かん水回数を減らす効果が高いことを示唆しています。
底面かん水12
 野菜セル苗育苗用の底面かん水育苗装置を比較的安価な資材を使って製作できます。
 ブロッコリー、キャベツ等の葉菜類、たまねぎ等の育苗において、かん水作業を自動化し、均一で良質な苗が生産できます。
 ただし、は種から発芽揃いまでの期間は、頭上かん水を基本とし、通常の場合と同様に管理してください。
 水道の水圧は時期により変化するので、時々確認して調整してください。
底面かん水13
巾1m×奥行き10mの装置を設置するのに必要な経費は、約6万円です。
垂木、イボ付支柱、コンクリートブロック等は手持ちの資材で代用できるものがあれば、さらに節約可能です。気泡緩衝シート(いわゆる「プチプチ」は紫外線で劣化しますので、半年から1年で交換が必要です。
スライド14
野菜セル苗育苗用の底面かん水育苗装置を比較的安価な資材を使って製作できます。
ブロッコリー、キャベツ等の葉菜類、たまねぎ等の育苗において、かん水作業を自動化し、均一で良質な苗が生産できます。
ただし、は種から発芽揃いまでの期間は、頭上かん水を基本とし、通常の場合と同様に管理してください。
水道の水圧は時期により変化するので、時々確認して調整してください。

スライド15

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