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長岡地域整備部では、土砂災害による被害を防止するため、様々な砂防関係施設の整備を進めています。ここでは、その一例を紹介します。
土石流とは、山腹、川底の石や土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流されるものをいいます。その流れの速さは規模によって異なりますが、時速20~40kmという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまいます。
土石流を受け止めて、宅地への被害を防ぎます。また、上流から流れてくる土砂を一時的にためて、安全に少しずつ流します。
六人ヶ沢(長岡市上塩)
渓岸の崩壊を防ぎ、土砂や水を安全に流下させます。
吉ヶ沢(長岡市栃尾島田)
地すべりとは、斜面の一部あるいは全部が、地下水の影響と重力によって、ゆっくりと斜面下方に移動する現象のことをいいます。一般的に移動土塊量が大きいため、甚大な被害を及ぼします。また、一旦動き出すとこれを完全に停止させることは非常に困難です。
井戸からのボーリングにより地下水を排除して、地すべりの発生を抑制します。
【外観】陣ケ峰地区(長岡市北荷頃)
【内部】入塩川地区(長岡市入塩川)
地表面からのボーリングにより地下水を排除して、地すべりの発生を抑制します。
朝日川地区(長岡市山古志竹沢)
地すべり末端部を押さえて斜面を安定させます。
朝日川地区(長岡市山古志竹沢) 大型ふとんかご
がけ崩れとは、地中にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱め、雨や地震などの影響によって急激に斜面が崩れ落ちることをいいます。 がけ崩れは突然起きるため、人家の近くで起きると逃げ遅れる人も多く死者の割合も高くなっています。
がけ崩れが起きないよう、コンクリートの枠により斜面を押さえます。
天神山地区(長岡市栃尾大野町)
崩壊土砂を受けとめて宅地への被害を防ぎます。
乙吉南地区(長岡市乙吉町)