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令和7年2月13日、長岡市豊田小学校の4年生を対象に、SDGsにおける土木の役割に関する学習会を行いました。
学習会では、安全、安心な暮らしを持続していくための土木の役割について説明をしました。また、まちづくりに関する質問について回答するとともに、様々な考え方や取り組み方があることを伝えました。
道路や橋などインフラの整備とともに長岡のまちが発展してきたことを、写真を用いて見比べながら紹介をしました。
また、インフラは使い続けるうちに傷んでくることを知ってもらいました。作るだけではなく、定期的に点検を行い、傷み具合などの状況に応じて補修や更新を行う必要があることや、災害で被災したときには復旧をするなど管理をしていることを紹介しました。
そして、地球温暖化による水災害の頻発化、激甚化や、インフラの老朽化の進行の一方で、人口減少と少子高齢化に伴う担い手不足といった、「住み続けられるまちづくり」における課題について説明しました。
以下のような素朴な疑問から、学区の最寄のフェニックス大橋と、シンボル的な長生橋との比較についてなど、事前に寄せられた質問への回答のほか、当日説明した内容に関しての質問もいくつも出てきて、児童のみなさんがまちづくりに関してとても興味を持っていることに驚きました。
・昔のまちは、どうやってインフラをつくったりしていたのですか。
・新潟県で除雪をしている方はどれくらいいるのですか。
・長生橋はなぜ、このようなデザインの橋になったのですか。
・フェニックス大橋ができてから便利になったことや変わったことはありますか。
といった質問のほか、「住みやすいまちとは、どのようなまちであると思いますか。」や、「どれも大事なインフラだと思いますが、人々にとって最も大切なインフラは何ですか。」といった、深く考えさせる質問まで様々あり、講師役を務めるこちら側としても楽しく、貴重な機会となりました。
みなさん興味深く説明を聞いてメモを取ったりしていました。途中、追加のメモ用紙をもらいに行く児童がたくさんいて、終始、熱心さが感じられました。
今回の学習をきっかけに、土木の仕事についても興味を持ってもらえるとうれしいです。
新潟県長岡地域振興局地域整備部では、「みんなの土木教室」と題して、小・中・高等学校、大学など幅広い層を対象に、河川や道路、橋、水害や地震災害、なだれや土砂災害、除雪のほか、土木建設業界の職業講話など様々なテーマで県の土木施設や工事現場の見学といった校外学習の受入や、学校等へ職員が直接出向いて出前講座を行っています。
学校や地域での学習の題材などにご利用ください。
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