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「橋の基礎知識」長岡ドボク図鑑 for Kids

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0247282 更新日:2020年2月3日更新

橋にはどんな種類(しゅるい)があるのかな?それに専門用語(せんもんようご)がむずかしくてわからない!そんな疑問(ぎもん)にお答えします。

長岡ドボク図鑑forKids

橋の基礎知識(きそちしき)

橋の歴史(れきし)

 橋のはじまりについて、はっきりしたことは分かっていません。自然(しぜん)に倒(たお)れた木をつかった丸木橋(まるきばし)であったり、川に飛()び石を置いただけのものだったと考(かんが)えられています。

 その後、技術(ぎじゅつ)がすすみ、鉄(てつ)やコンクリートといった新しい材料(ざいりょう)が開発(かいはつ)されました。それによって橋は進化(しんか)をつづけ、現代(げんだい)に見られるような大きな橋を架(か)けることができるようになったのです。

橋のイラスト

橋の分類(ぶんるい)

 橋には、その目的(もくてき)、形(構造(こうぞう))、材料などによりいろいろなわけ方があります。

その他にも、道路(どうろ)の位置(いち)によるわけ方や橋が動(うご)くかどうかによるわけ方があります。

水道橋人道橋

名前・役割(やくわり)について

 私たちがいつも渡(わた)っている橋はいろいろな部品(ぶひん)があつまってできています。どのような部品があるのか見てみましょう。

部品

上部構造(じょうぶこうぞう)

 人や自動車などのおもさを直接(ちょくせつ)支える橋の上の部分をまとめた呼び名

下部構造(かぶこうぞう)

 上部構造を支える橋の下の部分をまとめた呼び名

主桁(しゅげた)

 上部構造ぜんたいの重さを支え、その力を下部構造につたえる部材(ぶざい)

床版(しょうばん)

 橋の上の人や自動車などの重さを主桁(しゅげた)や橋脚(きょうきゃく)につたえるための板

支承(ししょう)

 上部構造にかかった重みを下部構造につたえるために橋台(きょうだい)や橋脚につける部品

伸縮装置(しんしゅくそうち)

 桁の温度によるのびちぢみを吸収(きゅうしゅう)するクッションにような部品

基礎(きそ)

 橋の重みを地面に伝え、橋を支える部分

橋台(きょうだい)

 橋の両(りょう)はじにあって、橋を支える部分

橋脚(きょうきゃく)

 上部構造を支える橋のあしの役割(やくわり)をする部分

橋長(きょうちょう)

 橋全体の長さ

支間長(しかんちょう)

 支承と支承の間の長さ

径間長(けいかんちょう)

 橋脚の中心と隣の橋脚の中心(ちゅうしん)の長さ、橋脚の中心と橋台の前面(ぜんめん)の長さ

橋のかたち

 「橋の分類」でも説明(せつめい)したとおり、橋の形はさまざまです。

 その形にはそれぞれよい点と悪い点があり、橋の大きさ、地面(じめん)の種類(しゅるい)、周(まわ)りの環境(かんきょう)などからどの形にするか決められます。ここでは形によって分けた橋を6つ紹介(しょうかい)します。

桁橋(けたばし)

 橋の重(おも)さを桁で受け、それを橋台(きょうだい)、橋脚(きょうきゃく)で支(ささ)える橋です。一番簡単(かんたん)な形で、よくもちいられます。

桁橋

ラーメン橋(きょう

 「ラーメン」とはドイツ語で「骨組(ほねぐ)み」の意味(いみ)があります。橋桁と橋脚が1つになった形の橋です。狭(せま)い谷をまたぐ橋や、高速道路(こうそくどうろ)をまたぐ橋などに多く見られます。

ラーメン橋

アーチ橋(きょう

 アーチの形(上向きに弓なりの曲線)を使って橋の重さを支える形の橋です。昔から使われている形のひとつで、力の計算的にも見た目にも優れた橋の形です。

アーチ橋

吊り橋(つりばし

 塔(とう)の間を渡るメインケーブルからたらされたロープで桁を支えるつくりの橋です。長い橋に向いており、見た目に優れた橋です。

吊り橋

斜張橋(しゃちょうきょう

 塔からななめに張()ったケーブルを橋桁に直接(ちょくせつ)つないで支えるつくりの橋です。吊り橋のつぎに長いスパンの橋を架けるのによい橋です。

斜張橋

トラス橋(きょう

 橋桁を「トラス構造(こうぞう)」で強くした橋です。トラスをもちいると変形(へんけい)しにくく、少ない材料で長い橋をつくることができます。

トラス橋

いろいろなトラス

 


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