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学びいきいき中越第86号

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0123295 更新日:2019年5月9日更新

教師の力を信じて

中越教育事務所長 市川 茂明

 平成の30年間を顧みると、日本は未曽有の自然災害が相次ぎ、大きな被害に見舞われました。県内はもとより中越管内では、平成16年「中越大震災」、平成19年「中越沖地震」と二度の大震災を経験しました。被害に遭われた方々の辛く悲しい思いは、何年経っても癒えることはありません。しかし、被災地では、その時々で人の絆を深め、助け合い、支え合い、知恵を絞り合いながら困難を克服し、今では震災前よりも強く逞しく復興した姿があります。
 とりわけ中越大震災後、被災地の学校では、校長を中心に教職員が懸命に力を尽くしました。子供たちの安否確認や心のケア、学校再開に向けての準備、そして余震のなかでの円滑な教育活動の実施と、教職員は奔走しました。自宅が全壊・半壊状態であるにもかかわらず、学校を、子供たちを優先して献身的に取り組む教職員の姿がありました。地域住民から感謝と称賛の声があがり、学校の信頼は高まり、つながりをより強固なものとしました。このことは、新潟県議会でも取り上げられ、「教師の力が学校を救った」と、学校、教職員への尊敬と信頼感がひときわ高まりました。校長を中心に教職員が一枚岩となり、教師として職責を全うするという熱い思いと強い意志によって、震災を乗り越えたのです。
 震災直後、避難所で担任教師と涙ながらに再会し、優しい言葉を掛けてもらった経験から、「先生のようになりたい」と教職を志し、現在管内の学校に勤務している教員がいます。「恐怖、絶望感の中、希望と勇気をもてたのも先生のお陰です。今は恩師を目標として、日々子供たちと接しています。」と力強く語っています。
 震災で心に大きな傷を負った教え子に、希望を与え、自身と同じ教職の道へと導き、今も目指す教師として目標となっています。その先生は、すでに退職されていますが、命懸けで子供を守り、必死に確かな学力と生きる力を育んだ情熱と信念を思うと、熱いものが込み上げてきます。改めて教師の力の崇高さと教育の素晴らしさを痛感しました。
 私たちは、過去の震災の教訓から、防災教育の重要性や地域連携の大切さを学びました。それとともに、先輩教師の姿から、教師の使命と責任を学ぶことができました。そのことは、時代が変わっても決して忘れてはならないことであり、これからも引き継いでいかなければなりません。
 昨年度、学校訪問等で真摯に子供と向き合い、熱心に教育活動を実践している多くの教職員の姿を拝見することができ、感動しました。そこには、震災後に子供たちや地域のために、献身的に尽力した教職員の姿と相通じるものを感じました。情熱や信念等、教師の力は連綿と引き継がれていると確信しました。
 近年、新学習指導要領への対応やいじめ問題、働き方改革等、学校や教職員を巡る課題は山積しています。中越教育事務所では、管内の各学校と教職員の皆さんを精一杯サポートしていきたいと、所員一同決意を新たにしました。教職員の皆さんからは、教師の力を信じ、子供たちの輝く未来のために、自信をもって日々の教育活動に当たられることを願っています。

「授業改善リーフレット2019」シリーズ(1) 「主体的な学び」の実現を促し、支える授業力

「主体的な学び」について、総則では次のように説明されています。

学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成の方向性と関連付けながら、見通しをもって粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる「主体的な学び」が実現できているかという視点

「主体的な学び」を支えるものとして、リーフレット裏面で次の2つを挙げています。

  1. 問題意識を誘発し、児童生徒自らが既有の生活経験や学習内容を基にして課題や問題を見いだすことができるようにすること
  2. 新たな見通しがもてるように、振り返りを、授業の終末だけに限らず、適切な場面で効果的に行うこと

 特に、(1)については、中学校の理科の第1分野「力と運動」の指導例で、自分の経験や既習事項と結び付けながら興味・関心を高める事象や場面の提示について紹介しています。これは他単元や他教科等にも通じることです。
 理科の「てこの原理」の学習(小学校6年生)でも、日頃使っているはさみで薄い紙と厚紙を切る作業を導入に取り入れることが効果的です。薄い紙は容易に切れますが、厚紙ははさみの支点に近付けないと切れないことを経験し、「なぜそうなのか」という問題意識を誘発することができます。算数の「小数」の学習(小学校4年生)では、靴のサイズ、体重等について日常の生活体験を想起させることが興味・関心を喚起する導入になります。児童生徒の「主体的な学び」の実現に向けて、問題意識を誘発したり興味・関心を喚起したりするための手立てを工夫しましょう。

中越教育事務所管内の初任者研修について

本年度、県内で多くの初任者が採用となりました。中越教育事務所管内の初任者研修対象者数は下表の通りです。

中越教育事務所管内の初任者研修についての画像

 小学校では66.5%、中学校では79.3%の学校に初任者が配属されました。充実した研修が実施されますよう、校内指導教員・拠点校指導教員だけでなく、学校全体で協力・サポートする体制を整えてください。
 研修内容については、11日間の校外における研修(中越教育事務所主催の研修は5日)と年間120時間以上の校内における研修があります。職務、授業、会議等をもって研修とするOJT研修を効果的に活用しながら、初任者にとって過度な負担とならないよう、また、子供にかかわる時間が確保されるよう留意の上、研修計画を作成してください。

社会教育の窓

 家庭・地域との連携を図るための生涯学習・社会教育事業の最新情報です。地域の特色を生かし、地域とともに歩む学校づくりにお役立てください。

地域と学校との連携・協働に係る研修会から

地域と学校との連携・協働に係る研修会からの画像

小・中・義務教育・特別支援学校等PTA指導者研修会のお知らせ

小・中・義務教育・特別支援学校等PTA指導者研修会のお知らせの画像

社会同和教育市町村巡回研修会のお知らせ

社会同和教育市町村巡回研修会のお知らせの画像

管理手帳中越版<地域に信頼される明るい職場づくりの推進>

年間研修計画に基づいた非違行為根絶の取組を!

 平成30年度の事故総件数は、70件で平成29年度より3件増加しました。負傷事故が大幅に増加し、交通加害事故が29年度から歯止めがかからない状況です。
 また、全県の懲戒処分件数は4件で、そのうち中越管内の事案は2件でした。飲酒運転、交通加害死亡事故という教職員への信頼を根底から覆す重大事故が発生し、依然として憂慮すべき状況が継続しています。非違行為根絶に向け、一人一人の当事者意識を高めるよう取組をさらに工夫し、事故防止に努めてください。新年度、新メンバーでのスタートにあたり、自校から非違行為は絶対に出さないという固い決意のもと、地域に信頼される明るい職場づくりの推進をお願いします。

年間研修計画に基づいた非違行為根絶の取組をの画像

5月21日から、平成31年度管理主事学校訪問を始めます

 対象校は原則として30年度に訪問のなかった学校です。各学校の教育課題、非違行為根絶に向けた取組、第3次多忙化解消アクションプランの取組を確認するとともに、全職員との面識会、諸表簿の点検や施設設備の安全管理状況の確認などを行います。

扶養親族の状況に変更はないですか?

 4月は、就職や離職など扶養親族の生活環境に変化が生じる場合があります。
 「扶養手当」と「共済組合被扶養者」の要件を欠く場合、取り消しの手続きが必要です。手続きをしなかった場合、扶養手当や医療費を返納することになるので注意してください。

  1. 給与・諸手当上の扶養手当
    支給要件の喪失事例
    • 子や配偶者等が就職等によりその後の年間収入見込みが130万円以上になった。
    • 子が22歳に達した。(この場合、取り消しの申請は不要です。)
    • 父母が年金(個人年金や財形年金も含む)を受給開始し、年間収入見込みが130万円以上になった。
    • 配偶者等が退職して失業給付(日額3,612円以上)を受給した場合。 など
  2. 共済組合被扶養者
    扶養手当とは異なり、22歳に達した子も要件を満たせば被扶養者として認定できます。
    資格要件の喪失事例
    • 子や配偶者等が就職により年間収入見込みが130万円以上になった。
    • パート、アルバイトで年間収入見込みが130万円未満だが他の健康保険に加入した。
    • 父母が年金(個人年金や財形年金も含む)を受給開始し、年間収入見込みが180万円以上になった。
    • 配偶者等が退職して失業給付(日額3,612円以上)を受給した。 など
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