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令和6年度に上越地域振興局が実施した地域振興事業(ソフト事業)を紹介します。
地域資源を活かした交流人口の拡大や食のブランド化、地域交通ネットワーク整備など、官民による連携組織に参画し、活動支援を行うことにより、地域及び広域での連携のもとで一体となって取組を推進し、地域課題の解決に貢献する。
1 広域観光ブランド推進
〇上越地域への誘客促進等への対応
・既存パンフレットの改訂・増刷
・イベントでのパンフレット配布
2 地域生産物等ブランド化推進
〇「上越野菜振興協議会」への参画及び活動支援
・幹事会、総会への出席
・PRイベント開催時の支援
3 北陸新幹線敦賀延伸誘客促進事業
・関西圏での上越地域の認知度向上(小木直江津航路PR含む)
・広域・観光ブランドについては、事業実施により、広域的観光の一層の推進を図ることができた
・地域生産物等ブランド化推進は、Sakeまつり等人が多く集まる機会を捉えて効果的に上越野菜について周知をすることができた。
・北陸新幹線敦賀延伸誘客促進事業については、日本酒をキーワードに、関西圏において上越地域の魅力をPRすることができた。
上越・糸魚川・妙高エリアの魅力である、海と山が近接するダイナミックな自然環境を活かし、国内外から多くの自然愛好家が参加するイベントを広域で実施することにより、広域観光ブランドの構築を進め、アウトドアイメージの確立と誘客の促進を図る。
○糸魚川・上越・妙高SEA TO SUMMIT2024 の実施に向けた検討、準備、構成メンバーとの各種打合せ、関係機関との調整、開催にかかる必要物品の手配
○ 糸魚川・上越・妙高SEA TO SUMMIT2024 の開催
・開催日:令和6年7月13日(土曜日)~14 日(日曜日)
13日:開会式、環境シンポジウム
14日:アクティビティー(イベント開催)
能生海水浴をスタート くびき自転車道を自転車で走行
鮫ヶ尾城址山頂にゴールした参加者 参加者全員で記念撮影
県内外から97 名の参加があった。参加者アンケートでは参加者の満足度は高く、口コミ・SNS による拡散効果が期待できる。
上越地域において、鉄道は欠かすことのできない通勤・通学手段となっている。利用者が日常利用している在来線を地域資源と捉えこれらの活用を通じて地域活性化を図り、今後の恒常的かつ安定的な鉄道利用につなげていく。
○各鉄道の協議会への参画
・えちごトキめき鉄道活性化協議会
・ほくほく線沿線地域振興連絡協議会
○体験や見学を通じてマイレール意識の向上を図る鉄道イベントの開催
・親子で探検!ほくほく線(上越版)の開催(北越急行株式会社)
・トキ鉄わくわく仕事見学ツアーの開催(えちごトキめき鉄道株式会社)
親子で探検!ほくほく線(上越版)の開催風景
鉄道イベントでは募集人員に対して多数の申し込みがあり関心の高さをうかがわせたほか、参加者アンケートでは「ふだんは見られないところが見られて良かった」「子どもと一緒に楽しめた」など、ほぼ全員が満足している旨の回答があった。
北陸新幹線「上越妙高駅」、「糸魚川駅」を共有する上越市、妙高市及び糸魚川市の魅力を、観光情報誌を媒体として県内外に発信し、上越・妙高・糸魚川地域の認知度向上及び交流人口の拡大を図る。
○上越・妙高・糸魚川地域の観光情報を掲載した観光情報誌【ニイガタしっぽ旅】
1 作成について
・年2回(秋冬号・春夏号)発行
・各号2万7千部印刷
・デジタルブック版を作成
2 設置について
・上越新幹線県内駅、北陸新幹線主要駅、アンテナショップ、大阪事務所、県観光協会、県内Sa、道の駅、観光施設、ふるさと新潟応援団等
・JR東日本県内新幹線駅に設置
・東京及び大阪の主要郵便局に設置
・観光プロモーション等で配布
・「ニイガタしっぽ旅」創刊以降、県外施設への配布を重点的に実施(全体の6割程度)
・上越・妙高の魅力を発信することができ、県外在住者の当地域旅行への意識醸成が図られていることを感じた。
上越地域の酒及び酒づくり文化を県内外に発信し、これら地域資源を活用した交流人口の拡大や中心市街地の活性化等を図る。
○「越後・謙信SAKEまつり」実行委員会への参画及び負担金の拠出
・構成:上越市、妙高市、新潟県酒造組合高田支部、本町3・4・5丁目商店街振興組合等
・開催日:10月19日(土曜日)、20(日曜日)の2日間
・会 場:高田本町商店街(上越市本町3・4・5丁目)※歩行者天国
・出店者:上越地域15蔵元、糸魚川5蔵元(五醸の会)、佐渡3蔵元、三条1蔵元、長岡1蔵元、富山1蔵元の合計26蔵
上越地域の産品を使用した食のブース等47店舗が出店
・来場数:合計30,903人 19日(土曜日)11時00分~19時00分 来場者16,133人
20日(日曜日)10時00分~16時00分 来場者14,770人
乾杯式風景 酒蔵ブースでの試飲風景
・来場者からグッズについての問い合わせが多数あり、イベントの関心が高かった。
・今回から現金決済のほかにキャッシュレス決裁を試行した結果、事前周知をしなかったことから、大半の来場者が現金決済を希望されていた。
上越地域だけではなく隣接エリアを含めた広域エリアとの連携を模索するとともに、ライトユーザー層を含めたサイクリストを受け入れやすい環境づくりを進め、当地域における自転車を使った楽しみ方を情報発信することで地域ブランドの醸成を図り、当地域の認知度と県内外からのサイクリストの来訪を促進させる。
○地域ブランド醸成・サイクリストを受け入れやすい環境づくり
・サイクルツーリズムシンポジウム・試走会の開催
サイクリングガイドによる地域おこしの取組等をテーマにしたシンポジウムを開催
開催日 令和6年6月4日 会場 オーレンプラザ 参加者 47名
・サイクルガイド養成講座
サイクリングガイド人材の確保を図るため、関心層を対象とした養成講座を開催した。
開催日 令和6年9月25日~9月26日 会場 上越地域振興局 参加者 10名
・サイクリスト向けの久比岐自転車道PR(サイクルモードライド大阪2025への出展)
・久比岐自転車道ガイドマップの増刷
・振興局の合同出展を行うことで、関西圏の自転車愛好家に新潟県を印象づけるとともに当地域の魅力を効果的に訴求できた。
冬期にスキー目的で妙高市赤倉地区を訪れる外国人観光客をターゲットに上越市、糸魚川市、妙高市の各市街地への誘客を図ることにより、外国人観光客に上越地域の魅力を伝えるとともに地域の活性化を促進する。
古民家宿泊施設見学と体験&集客準備のためのワークショップ(2月27日)
2024年4月にオープンし、インバウンドの宿泊実績のある妙高市の古民家宿「Mahora西野谷」にて、上越地域でインバウンド集客を目指す事業者を対象に、すぐに使えるインバウンド関連知識が習得でき、事業者間の連携構築等につなげるための施設見学会及びワークショップを開催した。
参加人数:一般20名(午前11名、午後9名)、
・セミナーの実施により、参加者(上越市、妙高市、糸魚川市の事業者等)に対しインバウンドの現状やニーズ、コンテンツ造成のノウハウ等を伝えることができた。
・アンケートにて参加者の約8割の方が「参考になった」と回答し、地域内事業者におけるインバウンド機運の高まりと、今年度実施したインバウンド向けコンテンツ造成に関する内容のセミナー・ワークショップに対するニーズを感じることができた。また、テレビ・新聞等の報道関係者が計6社取材に訪れたことから、インバウンドに関する社会的関心の高さがうかがえ、報道によって参加者以外の事業者にも広く取組内容が伝わったと考えられる。
・上越三市との後援事業として企画することで、自治体間の連携に対する意識の醸成も図ることができた。
地域の貴重な自然資源であるブナ林を背景とし、そこに関連する地域住民が歴史や文化を共有したうえで、地域住民が生き生きと暮らせる持続可能な地域づくりをめざす。
デジタルデトックス体験プログラム開催:7月7日、11月9日 計2回
・デジタルデトックスについて(座学)
・デジタル機器を回収し、ブナの森キャンプ場周辺の散策のほかアクティビティ実施
デジタルデトックスについての座学 ブナの森キャンプ場の散策
キャンプ場内で昼食 キャンプ場内の清掃
地域資源であるキャンプ場やブナ林と新たな要素であるデジタルデトックスをあわせた内容については参加者から好評を得たことから、地域活性化のツールとして有効であることが分かった。