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【魚沼】地域づくりサポートチーム活動報告(令和5年度~)
新潟県では令和元年度から、人口減少、高齢化などにより地域づくりの担い手が不足する中、地域住民による課題解決に向けた主体的な取組を支援するため、地域振興局職員や市町村職員などからなる「新潟県地域づくりサポートチーム(以下「サポートチーム」という。)」を設置しました。
魚沼地域振興局管内では、令和5年度より「うおぬまレトロ化計画」をサポートします。
地域との対話を重ねながら、地域が実現したいビジョンを形にする取組を支援していきます。
うおぬまレトロ化計画の概要
魚沼市内在住のコレクターが収集した10万点にも及ぶ個人コレクション(レコード、野球カード、玩具等)を活用した魚沼市への誘客、地域活性化に取り組んでいる魚沼市内の任意団体。(コレクターはうおぬまレトロ化計画のメンバー)
コレクションの一部は魚沼市の「エリア878」のほか、南魚沼市の「ほてる木の芽坂」で展示、公開している。
サポートチームでは、コレクションを活用した魚沼市への誘客、地域活性化を目指すうおぬまレトロ化計画の活動を支援していきます。
エリア878の様子
魚沼地域振興局公式インスタグラム「uonu_magical(うおぬマジカル)」より
サポートチーム活動状況
令和7年5月3日 大湯温泉の店舗を開店しました
昨年度までの実証店舗の結果を踏まえ、大湯温泉の店舗を開店し、誘客活動を開始しました。
令和7年5月から11月の日曜日・祝日営業を基本とし、昨年度好評を博した各種体験は引き続き提供し、昭和100年を意識した各種展示を追加した内容としました。
令和6年12月6日 今後の活動の検討を行いました
令和6年度の実証店舗の結果や先進地視察を踏まえ、今後の活動の検討を行いました。
令和6年度内の活動について、令和7年1月から小出商店街のボックスショップはこいでに出店し、大湯温泉以外での展開、中心市街地活性化へのレトロの活用等の可能性を探っていくこととしました。
令和7年度については団体の法人化やメンバーの拡充については引き続き取り組んでいくほか、来年度も大湯温泉への出店を行いつつ、県内の他団体等との連携も検討していく方向で進めることとしました。
令和6年11月27日 先進地視察を行いました
令和6年度の実証店舗が閉店し、うおぬまレトロ化計画とサポートチームで今後の活動の課題について検討を行いました。うおぬまレトロ化計画はこれまで実証店舗の設置といった点での誘客活動が中心になっており、新潟県内の他のレトロスポットや魚沼市内の他の観光スポットとの連携等、面での展開が今後の課題であるとの検討結果を踏まえ、先進地視察を実施しました。
富山県氷見市では、レトロを活用した誘客として雑誌、レコード等を展示した施設といった点での誘客のほか、町並み等を活用した面での誘客も行われています。また、誘客に加え、地元出身のまんが家のレトロな作品を活用した「まんがロード」を整備し、観光客の回遊性向上を図っています。
視察を踏まえ、来年度の活動を検討していくこととしました。
視察の様子(富山県氷見市)
令和6年9月14日 実証店舗を開店しました
レトロを活用した誘客について、体験の拡充の有効性を検証するため、魚沼市大湯温泉に実証店舗「うおぬまレトロ商店(1号店)」及び「昭和の社交場すずらん(2号店)」を開店しました。
昨年度に引き続き、1号店には映画ポスターや雑誌、レコード、玩具等が置かれ、来場者が触れて楽しむことができたほか、新設の2号店では新たに射的やスマートボール等を体験できました。飲料(ラムネ・コーラ)のほか、レトログッズの販売も順調に推移し、誘客に加えて一定の経済効果もありました。
開店期間中、県内外から3,311人(プレオープン含む)の方にお越しいただき、レトロを活用した誘客における体験拡充の有効性を確認するとともに大湯温泉の往年の賑わいを再生することができました。
開店期間:令和6年9月14日~11月4日(プレオープン:令和6年5月3日~6日)
実証店舗内の様子(スマートボール)
令和6年9月12日 実証店舗のオープンイベントを実施しました
実証店舗の周知のため、オープンイベント「大湯温泉すずらん通りをレトロで彩る、懐かしいあの頃へタイムスリップ」を開催しました。すずらん通りに懐かしい旧車が並び、長岡の御当地アイドル「がぁがぁがぁるず」や、「ザ・サブローズ」による昭和の楽曲を中心とした歌謡祭でレトロな空間を演出し、様々なメディアに実証店舗を取り上げていただきました。
2号店前での記念撮影 旧車、昭和歌謡
令和6年6月6日 令和6年度の活動方針について打ち合わせを行いました
うおぬまレトロ化計画・サポートチームで集まり、令和6年度の活動方針について打ち合わせを行いました。
令和5年度の実証店舗ではレトロな玩具等の体験が好評を博していたことから、令和6年度は店舗を増設し、体験を拡充することで誘客効果の増大につながるか検証を行うこととしました。
飲食については店舗の設備等の状況から令和6年度においては本格的な実施は困難であるとの結論に至り、飲料の提供を中心に実施することとなりました。
令和6年2月26日 令和6年度の活動の検討を行いました
令和5年度の実証店舗の結果や先進地視察を踏まえ、令和6年度の活動の検討を行いました。
引き続き団体の法人化に取り組んでいくこと、来年度も大湯温泉への出店を行う方向で進めることとしました。
令和5年12月4日 先進地視察を行いました
レトロを活用した誘客の参考とするため、サポートチームで新潟市秋葉区等を視察しました。
レトロを活用した誘客においては、映画ポスターや雑誌、レコード、玩具等の展示や体験以外にも様々な取組が県内外でなされています。今年度の実証店舗では中心ではなかった飲食等による誘客の取組を視察し、来年度の誘客活動の内容検討に活用していくこととしました。
給食セット(新潟市秋葉区)
令和5年10月6日 実証店舗を開店しました
レトロを活用した誘客の有効性を検証するため、魚沼市大湯温泉に実証店舗を開店しました。
実証店舗には映画ポスターや雑誌、レコード、玩具等が置かれ、来場者が触れて楽しむことができたほか、駄菓子や玩具の物販、お茶などがふるまわれました。
開店期間中、県内外から約1,200人の方にお越しいただき、レトロを活用した誘客の有効性を確認するとともに大湯温泉の賑わいを再生することができました。
開店期間:令和5年10月6日~11月5日
開店時の様子 店内の様子 店舗周辺の様子
令和5年9月6日 先進地視察を行いました
レトロを活用した誘客の参考とするため、うおぬまレトロ化計画・サポートチームで福島県会津若松市の七日町通りを視察しました。七日町通りは「商業文化が息づくレトロな町並み」をコンセプトに賑わい作りに取り組んでおり、視察を踏まえ実証店舗への誘客・実証店舗の内容を決定していくこととしました。
視察の様子(福島県会津若松市)
令和5年8月7日 団体の法人化等について検討を行いました
うおぬまレトロ化計画・サポートチームで集まり、サポートチームで調査したNPO法人設立の要件等や展示に係る著作権について参加者で共有し、団体の法人化や展示方法について検討を行いました。
そのほか、新たな展示施設開設に向けた実証店舗の設置や先進地調査についても検討、意見交換を行いました。
令和5年7月3日 視察結果を踏まえた検討を行いました
うおぬまレトロ化計画・サポートチームで集まり、6月に実施した視察のアンケート結果を共有し、展示方法の改善等について検討しました。
令和5年6月26日 サポートチームメンバー等で展示施設の視察を行いました
サポートチームメンバーや観光関係者で魚沼市内のコレクション展示施設の視察を行いました。
視察参加者を対象に、展示方法やコレクションを活用した誘客等についてのアンケートを実施しました。
令和5年6月13日 今後の活動方針について打ち合わせを行いました
うおぬまレトロ化計画・サポートチームで集まり、顔合わせを行い、今後の活動方針について打ち合わせしました。
うおぬまレトロ化計画のこれまでの活動や現状について参加者で確認・共有し、今後は団体の法人化やコレクションを活用した新たな誘客策等について検討していくこととしました。