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【十日町】ビレッジプラン2030の取組を紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0666089 更新日:2024年5月28日更新

ビレッジプラン2030の取組を紹介します​

 十日町地域管内では、高齢化・人口減少の進行により、将来的に営農継続や集落機能の維持が懸念される地区が増えつつあります。

 そこで、令和2年度以降隣接する複数集落からなる5つの「地区」において、農業に軸足を置いた地域づくり活動「ビレッジプラン2030」を展開してきました。その結果、新たな‘活動’が芽生え始めた地区やそれまでの取組が強化された地区があります。

 ここでは管内の3地区の取組を紹介します。

1 十日町市六箇地区(令和3年度~)

 7つの集落からなる当地区には、地域自治組織である六箇地区振興会があります。この振興会が活動母体となり、令和3年に地区内の耕作放棄地で、花ハスの栽培を始めました。そして、2年後の令和5年に本格出荷を迎え、花ハスの共同出荷作業を契機に、地区内の雰囲気が変わり始めました。役員中心だった振興会活動から、多くの地区住民が参加する振興会活動に変わったのです。

 また、東京の大学生が、地区内の宿泊施設を訪れたことを契機に、地区の人では思いもつかないイベントを企画・開催するとともに、今春から地域おこし協力隊として六箇地区に赴任しました。今後、地区の魅力アップにつなげる新たなイベントを開催し、若者を中心とした更なる関係人口の増加を図る予定です。

花ハスの定植作業六箇マンガ図書館まつりで賑わう様子
     花ハスの定植作業          六箇マンガ図書館まつりで賑わう様子

2 十日町市川手地区(令和2年度~)

 川手地区を構成する上川手集落と下川手集落は、これまで集落ごとの共同作業で集落機能を保ってきましたが、高齢化と人口減少が止まらず、暮らしと営農継続が危機的な状況となっています。そこで両集落の強みや良さを生かし合って地域を活性化させていく必要があるとの考えに至り、令和4年12月に、2集落からなる活動母体「川手地域づくり協議会」を設立しました。

 協議会内に設置された3つのワーキングチームが主体的に活動し、中山間地域等直接支払制度の集落協定の広域化(一本化)に向けた検討に加え、移住者の確保及び農業後継者の育成に向けた仕組みづくり、地区内の直売所の活性化などを進めています。

 また、川手地区では令和6年5月から地域おこし協力隊2名が着任する体制となり、集落間連携を通じた地区の担い手として期待されています。

地区の将来をワークショップで話し合う

 

 

 

 

 


   
 
   地区の将来をワークショップで話し合う

3 津南町鹿渡・鹿渡新田地区(令和3年度~)

 当該地区では120年続いた地元小学校の閉校を契機に、「三箇地区都会との交流を進める会」が結成され、その名のとおり都会との交流により交流人口の拡大や移住者の確保に向けた活動が平成22年度以降行われてきました。

 会の設立当初から、関東の小学生等を中心に毎年数百名単位の人々と交流してきました。最近では大地の芸術祭をきっかけに台湾の方との交流も始まりました。また、移住者を確保するためのより直接的な取組として、お試し住宅の整備や移住体験お試しツアーを企画・開催しています。このように自立活動を展開する当会では、県の補助事業を活用して巨大かまくらづくり等新たな体験メニュー開発に取り組み、更なる関係人口増加に向け活動しました。今後も積極的に地域外の人々と関係づくりを進めていく計画です。

春の山菜ツアー巨大かまくらの作成風景
       春の山菜ツアー          巨大かまくらの作成風景

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