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【十日町】感染症の発生動向をお知らせします(11月11日更新)
十日町保健所管内の今週(10月27日~11月2日)のトピックス
◆RSウイルス感染症にご注意ください
○管内定点当たり報告数は前週の1.00から3.00に増加しました。全県でも0.93から1.40に増加しており、管内・全県いずれも増加傾向にあります。

○RS ウイルス感染症は、RS ウイルスを原因とする呼吸器系の感染症です。
〇生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスの初感染を受けるとされています。
○症状は、軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々ですが、心疾患、肺疾患、免疫不全のある方や低出生体重児は重症化のリスクが高いといわれています。
○感染経路としては、患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」や、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」があげられます。
○子どもたちが日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒し、流水・石鹸による手洗い又はアルコール製剤による手指消毒を行いましょう。
◆新型コロナウイルス感染症にご注意ください。
〇管内の定点当たり報告数は前週の5.67から10.33に増加しました。全県では前週の4.29から4.55とほぼ横ばいで推移しています。

※29週分新型コロナ報告数は一部データ欠損があります。ご承知おきください。
〇新型コロナウイルス感染症は、咳や飛沫を介して感染し、呼吸器症状、高熱、下痢、味覚障害等、様々な症状があらわれる感染症です。高齢者や心臓病、糖尿病等の基礎疾患のある人では、重症の肺炎を引き起こすことがあります。
〇感染の拡大を防ぐため、体調不良の時は外出を控える、マスクや手洗いなど基本的な感染対策をお願いします。
新潟県内の今週のトピックス
今週のトピックス
◆インフルエンザの流行期に入っています。
○発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えてください。
○やむを得ず外出される場合にはマスクを着用するとともに、手洗いの励行など基本的な感染対策の徹底をお願いします。
◆今年度の新型コロナワクチンの定期接種が始まっています。
○新型コロナによって重症化する割合は、65歳以上の年代で高いため、この年代の方などを対象とした定期接種が10月から実施されています。
◆伝染性紅斑の定点当たりの報告数が国の示す警報基準を超えています。
○基本的な感染対策(手洗い、咳エチケット等)を心掛けましょう。アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭きましょう。
◆百日咳に注意しましょう。
○患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原菌によって感染します(飛沫感染)。
○飛沫感染予防のため、手洗い、うがい、咳エチケットを心掛けましょう。
定点当たりの感染症の発生動向(週ごと)
- 新潟県内の発生動向はこちら
- 日本国内の発生動向はこちら<外部リンク>
感染症発生動向調査について
感染症発生動向調査は、感染症発生動向を迅速に把握してその拡大とまん延を防ぐことを目的に、国(厚生労働省)が昭和56年から全国で行っているものです。
十日町管内の小児科定点医療機関、インフルエンザ定点医療機関、新型コロナウイルス感染症定点医療機関、基幹定点医療機関が、医療機関→保健所→県庁→厚生労働省国立感染症研究所へ報告することとなっています。
そして、過去の患者発生状況をもとに基準を設け、保健所ごとにその基準値を超えると注意報や警報が発令される仕組みとなっています。






