本文
【十日町】毒きのこによる食中毒に注意しましょう
毒きのこ食中毒予防のポイント
1 毒きのこ食中毒予防の3原則
現在きのこ鑑別ができる専門家がいないため、保健所ではきのこ鑑別の受付を行っておりません。そのため、
食用と正確に判断できないきのこは
「採らない」、「食べない」、「人にあげない」
きのこは発生時期や発生場所などで形態が異なることが多いため、図鑑等の写真だけを頼りに自己判断による安易な鑑別しないようにしましょう。
毒きのこ食中毒予防の3原則である「食用と正確に判断できないきのこは採らない、食べない、人にあげない」を守り、毒きのこによる食中毒を防止しましょう。
スギヒラタケによる食中毒では、過去に腎機能障害の不明な方でも急性脳症にかかったことが確認されています。
腎機能障害者はもちろん、健康な方もスギヒラタケを食べないようお願いします。
・毒きのこ食中毒情報(新潟県食の安全インフォメーションへリンク)<外部リンク><外部リンク>
・【リーフレット】毒きのこによる食中毒に注意(新潟県作成) [PDFファイル/15.73MB]
(下記のチラシは↑こちらからダウンロードできます)
・自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省HPへリンク)<外部リンク><外部リンク>
2 言い伝えは根拠のない迷信であるため、信じない。
主な迷信
- 柄が縦に裂ければ食べられる。
→ 毒を持つきのこの多くは柄が縦に裂ける。 - ナスと一緒に料理すれば食べられる。
→ 食中毒を起こした例は多数ある。 - 虫が食べているきのこは食べられる。
→ 虫は毒のあるきのこも食べる。
県内での毒きのこ食中毒ワースト第1位 “ツキヨタケ”
ツキヨタケ画像
特徴
- ヒラタケや野生のシイタケによく似ている。
- 柄の部分に暗紫食色のシミがある。
- 柄の付根は、リング状に隆起している。
- ヒダが暗闇で発光する。
症状
嘔吐、腹痛、下痢を呈す。
誤食の多い毒きのこ “ドクササコ”
ドクササコ画像
特徴
傘は淡燈黄色~茶褐色で、開くとじょうご型になる。
症状
手足の先が赤くはれ、焼け火箸を刺すような激痛が1か月以上続く。
誤食の多い毒きのこ “クサウラベニタケ”
クサウラベニタケ画像
特徴
成熟するとヒダが肉色になる。
ウラベニホテイシメジと一緒に生えていることがある。
柄の内部が中空である。
症状
激しい吐気、嘔吐、腹痛を呈す。
誤食の多い毒きのこ “コレラタケ(ドクアジロガサ)”
コレラタケ(ドクアジロガサ)画像
特徴
ナラタケに似ている。
朽ちた木や腐朽したおがくずなどに生える。自宅庭や公園などに出ることがある。
症状
腹痛や下痢を呈す。
症状が続き、死に至ることもある。
注意すべき毒きのこ “オオワライタケ”
オオワライタケ画像
特徴
傘は径5cm~15cm。
表面は、黄金色から橙褐色。
柄の上部にツバがある。
苦味がある。
症状
ふるえ、寒気、めまい、幻覚、幻聴を呈す。
注意すべき毒きのこ “スギヒラタケ”
スギヒラタケ画像
特徴
- 杉の切株に重なって発生。
- 白色、肉が薄く扇形。
- 十日町地域では、「カタハ」と言われる。
症状
急性脳症を発症する可能性がある。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)