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とっても甘い、新潟県オリジナル日本梨品種「新美月」「新王」がデビュー!

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0060541 更新日:2019年3月29日更新

新美月(しんみづき)と新王(しんおう)の誕生ストーリー

新潟県は、日本一の大河「信濃川」などが運んできた肥沃な大地や春先・夏場の豊富な日射量などから、日本梨の栽培に最適な土地柄。

そのため、江戸時代から梨が栽培されるなど、日本有数の老舗日本梨の産地として知られています。

新美月(しんみづき)と新王(しんおう)の誕生ストーリーの画像1

古くからの産地なので、新潟県で生まれた品種(「天の川」、「晩三吉」、「新雪」、「新興」、「新潟早生」など)も数多くありましたが、それらの品種は次第に時代遅れとなり、新潟県でも甘くて柔らかい「幸水」や「豊水」が主流となっていきました。

しかし、昔から様々な日本梨のおいしさを知っている新潟の消費者は「幸水」と「豊水」だけでは満足しません。

そのため新潟県の日本梨農家は「二十世紀」、「新高」、「新興」、「新星」、「あきづき」など、他の産地に比べて多くの品種を生産し続けてきました。

新美月(しんみづき)と新王(しんおう)の誕生ストーリーの画像2

平成に入り、そんな日本梨農家達が「俺たちが自信を持ってすすめられる新潟県だけのオリジナル品種がほしい」と県に何度も働きかけました。

それを受け、県園芸研究センターでは平成9年度から品種開発に着手、千本以上の日本梨の木を育てた中から平成18年度に5系統を選び出しました。

新潟県果樹振興協会なし部会と関係機関が協力して現地試験や試食会を繰り返し、平成21年度にその中から2系統を選びだし、新潟県オリジナル品種として登録することになりました(平成25年3月品種登録)。

新美月(しんみづき)と新王(しんおう)の誕生ストーリーの画像3

その2品種が「新美月」と「新王」です。この2品種が選ばれた一番の理由は「味」、「うまさ」です。

見た目の良さや栽培のしやすさでななく、舌の肥えた消費者に自信を持ってすすめられる「日本梨のうまさ」を感じさせる2品種を選んだのです。

その後、消費者を対象にした試食アンケートでも「新美月」と「新王」の味は高く評価を得て、日本梨農家たちの選択が間違っていなかったことが証明されています。

新美月(しんみづき)と新王(しんおう)の誕生ストーリーの画像3

果物好きの方へオススメ!新美月(しんみづき)

濃厚な甘さだけでなく、爽やかな酸味とのバランスが秀逸な品種。

果物好きの方や二十世紀梨が好きな方から高く評価されている品種です。

丸々とした形と太くて長い軸が特徴です。

平均糖度:14.3度(園芸研究センター平成18~21年の平均値)

出荷時期:9月中順~下旬

果物好きの方へオススメ!新美月(しんみづき)の画像

甘さを極めた王者の風格!新王(しんおう)

日本梨の中で最高峰の甘さ。

スイーツのような強い甘さとザクッとした力強い食感は王者の風格。

果皮には大きめの果点があり、少しゴツゴツした手触りが特徴です。

平均糖度:15.0度(園芸研究センター平成18~21年の平均値)

出荷時期:9月下旬~10月上旬

甘さを極めた王者の風格!新王(しんおう)の画像

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