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多重債務相談事例 No.8 「パチンコ攻略法」の情報購入資金の借金が返済できない

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0216672 更新日:2019年9月3日更新

2011年12月21日

相談内容

 高校時代の友人に偶然出会い、「パチンコ攻略法」の情報を買えば「必ず勝てる」と言われ、購入するために消費者金融から借金をした。
 友人からは次々と儲け話を聞かされ、自分でも儲かってみたい気持ちもあり、情報購入のためにした借金は、4社で200万円になってしまった。
 昔からの遊び仲間でもあった友人を信用して購入したが「パチンコ攻略法」情報の効果は、全く無かった。
 毎月の収入は手取で18万円あるが、借金返済額は月額7万円となり、とても返済が出来なくなってきた。自宅には消費者金融から支払い督促も届き、両親にも話せずこれからの支払いをどうしたらよいか悩んでいる。(20代:男性)
困り顔でため息をつくの若者

アドバイス

 事例の場合、借金をした時期は、改正利息制限法が施行された平成22年6月18日以降であったため「過払金」(利息の再計算による債務の圧縮)の返還については見込めませんでした。そのため、法律の専門家を通して、督促の停止と債務額を減額した上で、これを3年間の期間内で分割返済していく方法「個人版民事再生」で債務整理を行うこととなりました。
 「個人版民事再生」とは、収入に応じて支払える額を返済するという計画を立てて、この再生計画を裁判所が認めて、実際に3年の間に再生計画どおりに返済できたら残りの借金が免除されるという手続きです。債務の総額が、5,000万円を超えておらず、給与等で定期的、安定的な収入がある債務者に認められます。
 事例の場合、債務額が100万円に減額され、月々の返済額は2万8千円と返済可能な金額となりました。
 
 また、「パチンコ攻略法」の詐欺被害は、地元の警察署に被害届けを提出しました。
(ポイント)
 借金問題は必ず解決できます。ひとりで悩まずに早めに相談するのが、解決の近道です。
 法律の専門家に任意整理や法律手続を依頼した場合、債権者に受任通知が到着した時点で取り立て(督促)はストップします。
 また、延滞などの事故情報は、信用情報機関に登録され、その間は融資が受ける事が出来なくなるデメリットはありますが、一方で「個人版民事再生」手続きをとった場合は元金も減額されます。
 「県や各市町村の消費生活センター・消費生活相談窓口」では、ていねいに借金や、収入、生活の状況をお聴きし、必要なアドバイスをするとともに、法律の専門家や生活再建に向けた公的機関をご案内しています。
 「パチンコ攻略法」は、雑誌やネットの広告を見て申し込むケースが多く、情報を入手する手段は、メールや書面、DVD等があります。様々な手口で騙され、借金を抱える人が増えています。詐欺などにあった時は、最寄りの警察署にご相談ください。

消費生活センターへのご相談は
〒  950-0994  新潟市中央区上所2-2-2 新潟ユニゾンプラザ1階 
電話:  025-285-4196(相談専用) 

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