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奥胎内ダムの建設手順
工事用道路の建設 [平成2年度~平成15年度完了]
平成2年度から工事用道路(5.9km)を建設しました。3号土捨場から奥胎内ヒュッテまでの県道3.0km、奥胎内ヒュッテから奥胎内大橋東詰までの市道1.7km、奥胎内大橋東詰からダム建設予定地に進入するためのダム専用道路1.2kmを建設しました。また、胎内川ダムから奥胎内ダム建設予定地までの7.8km区間において送電線・通信線を道路地下に埋設しました。
工事用道路の建設
市道よりダム建設地に向かう奥胎内大橋と奥胎内トンネル
胎内川に架かる仮橋
転流工 [平成15年度~平成16年10月完了]
ダム本体敷の上流から下流に向かってトンネルを掘り、本来の河道(川の通り道)を締め切ることにより、川の流れをトンネルに導いて、ダム本体敷で作業ができるようにします。このとき作るトンネルを「仮排水トンネル」といいます。平成16年10月に完成し、ダムが完成するまで川の流れを迂回させます。
川の仮回し(転流工)
呑み口部より転流を開始(平成16年10月)
転流工吐き口部
基礎掘削工 [平成17年度~平成22年10月完了]
胎内川を仮排水トンネルに迂回後、ダム本体部掘削を開始しました。掘削によって発生した岩石や土砂は3号土捨場に運搬して、コンクリート骨材として再利用します。また、掘削によってむき出しになった法面は、工事現場周辺に生育している植物の自然定着による緑化を図り周辺の自然環境に影響を与えないように配慮して法面の崩落を防ます。
本体基礎掘削
基礎掘削作業の様子(右岸側)
基礎掘削完了
ダムコンクリート工 [平成22年度~平成28年度完了]
本体基礎掘削終了後、バッチャープラントでコンクリートを製造し、本体コンクリート打設を開始しました。平成23年度からは、タワークレーンが設置されてコンクリート打設が本格化しました。
ダムコンクリート打設工
コンクリート初打設の様子(平成22年10月)
バッチャープラントで製造されたコンクリートは、タワークレーンで打設
閉塞・工事用道路撤去 [平成28年度~平成30年度予定]
ダム本体工事が終了したところで、バッチャープラント、タワークレーン、工事用道路、仮橋、仮締切堤などを撤去し、仮排水トンネルを閉塞して、川の流れを元に戻します。
工事用道路、仮橋、仮締切堤撤去、仮排水トンネル閉塞工
完成 [平成30年度予定]
平成30年秋には、試験湛水を開始し、ダム湖が現れます。
奥胎内ダムの完成
奥胎内ダムとダム湖はこのような姿(イメージ)になります。
(下流側より上流側を望む)
(上流側より下流側を望む)
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