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【新発田】出前授業『田んぼの水と旅をしよう!』を開催しました。(平成27年9月)
平成27年9月10日(木曜日)に新発田市立二葉小学校の5年生44名を対象に、田んぼの「水」をテーマに教室で授業を行い、その後加治川第2頭首工と西名柄排水機場の現地見学を行いました。
授業の様子
米作りには多くの人が関わっていることや、必要な水がどこからくるのかを説明しました。
また、水路やため池等の農業用施設では、毎年水難事故が起きているので、新潟県が作成したポスターを使って注意を呼びかけました。
児童の感想から
『ぼくは初めて農業に関する水の授業を受けて、さまざまな人がたくさん水にかかわっているのだなと思いました。』
『わたしは、あまり米づくりには興味なかったけど、今日の説明が分かりやすいおかげで、興味がもてました。』
『ぼくは祖母の家ですこし田んぼの手伝いをやったことがあるけど、水はどうなっているかわからなくて、こうなっているんだなと初めてわかりました。』
現地見学の様子
加治川第2頭首工
加治川第2頭首工では、改修工事を実施している北陸農政局加治川二期農業水利事業所に協力いただき、頭首工の役割を説明していただきました。
児童の感想から
『加治川頭首工で川を見たときに、すごく流れが速くてびっくりしました。』
『わたしが興奮した所は頭首工です。いらなくなった水がゲートを通って出てくるのが、迫力があってすごく興奮しました。』
『頭首工に魚道があるなんてびっくりしました。』
西名柄排水機場
かつてこの辺りの地域は、市街地の開発により大雨が降ると周辺の田んぼで湛水被害が発生していました。それを防ぐため、湛水防除事業新発田1期地区(昭和63年~平成9年)により、道賀排水機場とこの西名柄排水機場が造られました。
大雨のときには、中田川の水を一時的に加治川へ放流し、川の氾濫を防いでいます。
児童の感想から
『水がどこから来て、どこに行くのかが分かっていい勉強になりました。」
『説明がわかりやすかったので、もっと難しいことがあれば説明してほしいと思いました。』
西名柄排水機場の主要設備であるポンプについて説明しました。
ポンプは3台あり、1台で1秒間に4tもの水をくみ上げられることに児童達は驚いていました。
児童の感想から
『いろいろとふだん入れないところにも入れて、説明もとても分かりやすく、とても勉強になりました。とくにおもしろかったのが、排水機場です。こんな体験、弟にもさせてあげたいです』
『今回見学に行って1番おどろいた事は、1台のポンプで1秒に4tもの水を吸えるという事です。学校のプールの水は約420t、これほど多い水を3台のポンプで吸えば約35秒で全部吸えると聞いた時はとてもおどろきました。』
見学を終えて
出前授業についてアンケートを実施しました。
また、児童達から感想文をいただいたので抜粋して紹介します。
排水機場カード
排水機場カード
農業農村整備に関心を持ってもらうことを目的として、排水機場カードを作り、今回の出前授業の中で児童に配りました。
大変好評だったので、新発田農村整備部管内にある他の排水機場のカードも作成し、農業農村整備事業をPRしていく予定です。
施設見学を希望される方へ
新発田地域振興局農村整備部では、地域の方々に農業用水利施設の役割を理解してもらうことを目的として、所管している新井郷川排水機場、阿賀野川頭首工、加治川第1頭首工、加治川第2頭首工の施設見学を受け付けています。
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