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【新発田】新潟市立松浜小学校4年生が新井郷川排水機場を見学しました(平成26年11月)
平成26年11月12日(水曜日)、新潟市立松浜小学校4年生の生徒97名が、新潟県が管理する「新井郷川排水機場」を見学しました。
かつてこの地は、福島潟や島見前潟が大きく広がり、「水沼の蒲原(みずぬまのがまはら)」と呼ばれる湿地帯でした。江戸時代に信濃川の河口に注いでいた阿賀野川が、海に直接流れ出るようになると、阿賀野川の水位は2mほど低下し、新田の開発が行われ、その後も干拓事業が続けられて水田が広がっていきました。しかし、地形は福島潟を中心としたすり鉢状で、標高が0~3mしかないため、洪水の常習地帯でした。
現在は、胡桃山排水機場、福島潟放水路が完成し、新井郷川排水機場と共に、地域を水害から守っています。
見学した生徒の感想抜粋
「新井郷川排水機場は自分が知っているよりもっと色々なことをしていました。」
「この町にこんな場所があるとしってびっくりした。」
「新井郷川排水機場の役わりや昔のことを、たくさん分かってよかったです。」
「どうやって海にはい水したりして水がいがあまりなくなっていることがわかりました。」
「排水機場は、たくさんのせつびや、お金を使って、川を排水しているんですね。」
「昔はとてもつらい生活をしていたのがびっくりしました。とても知れてよかったです。」
施設内見学の様子
操作室
操作卓にはポンプの状況や川の水位、雨量のデータなどが表示され、ポンプなどの運転、停止の操作を行います。また、除塵機のスクリーンの状況を監視カメラで確認しています。
「24時間そうさしている部屋があるのがびっくりした。」
ポンプ室
新井郷川排水機場には、電動常用ポンプ2台、電動洪水用ポンプ1台、ガスタービン洪水用ポンプ2台の全5台のポンプがあり、最大で110立法メートル/秒(25mプールの水を4~5秒で空に出来る)の排水能力があります。
降雨が無い時は、電動常用ポンプ1台で排水していますが、降雨などにより新井郷川への流入量の増加にあわせてポンプを順次起動していきます。
「ポンプのことをよくしれてよかった。」
「ていでんしたときは油を使うことを初めて知りました。とても楽しい見学になりました。」
「ポンプ5台にいろいろな特ちょうがあることが分かりました。」
「ポンプの、おもさなどがわかって、すごくおもしろかったです。」
「ポンプが5だいあって3だいが電気をつかってて2だいエンジンをつかっててすごいです。」
除塵機、ゴミ処理
ポンプが川から流れてくるゴミを吸い込んで故障しないように、除塵機でゴミをすくい上げます。当日は、除塵機を稼動させ、作業状況を確認してもらいました。
「ごみを上にあげておくのほうにおくるのを見れてよかったです。」
「私は、じょじんきがどんな役目をするかわかりませんでした。でも担当者の人がとてもくわしく教えてくださったので分かりました。」
「川のゴミをすくう機かいがみれてよかった。」
「川のごみがきかいで上がってベルトコンベアーの上に落ちてすてられるところがかっこよよかったです。」
集められたゴミは人の力で分別し、適切に処理されます。処理量は毎年150トンにも及びます。子供達はその量に驚いていました。
「排水機場は、ごみがたくさんあったのでごみを川にすてないようにきをつけたいです。」
「ごみがいっぱいあってびっくりした。」
「ごみが、たくさんあって、たいへんそうだなと思いました。」
見学を終えて
アンケートの集計結果
農村整備部では見学後のアンケートを実施しています。アンケート内容と結果は以下のとおりです。
見学後の感想
農村整備部のアンケートとは別に、見学した子供達から感想文をいただきました。以下のとおり抜粋して紹介します。
新井郷川排水機場の役割を理解してもらいました。今後も、この取組を継続していきます。
見学の様子がメディアに取り上げられました
新聞に掲載された記事
新聞への掲載
新潟日報(11月14日曜日)
建設工業新聞新潟県版(11月13日曜日)
テレビ
TeNY「夕方ワイド新潟一番」(11月12日曜日)
施設見学を希望される方へ
新発田地域振興局農村整備部では、地域の方々に農業用水利施設の役割を理解してもらうことを目的として、所管している新井郷川排水機場、阿賀野川頭首工、加治川第1頭首工、加治川第2頭首工の施設見学を受け付けています。
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