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【畜産研究センター】佐渡島における高能力和牛からの胚生産

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0789274 更新日:2025年12月16日更新

佐渡島における高能力和牛からの胚生産

 畜産研究センターでは、年に1~2回佐渡島の和牛繁殖農場に訪れ、高能力の母牛からの胚生産を行っています。胚生産の方法は、腟壁を経由して卵巣からの卵子採取を行い、畜産研究センターに卵子を持ち帰って、シャーレ内で体外受精するというものです。農場には超音波画像診断装置及び送受信装置、吸引器、恒温装置などの機材が必要となるので、ジェットフォイルに資機材を乗せて運搬を行います。今年は5月20日、8月7日、11月13日の3回にわたり卵子採取作業を行いました。
 作業当日は資機材を黒のコンテナボックスにいれて、キャリーに乗せて運びます。総重量はなんと20kg。これでも以前よりは軽くなった方です。農場に着くと(と言っても交通手段が無いので家畜保健衛生所の方にお世話になるのですが)、早速、枠場や超音波装置をセッティングし始めて、卵子吸引に取り掛かります。画像に映し出された卵胞数と採取出来た卵子数がほぼ同数となるとほっと一安心します。佐渡島で胚生産を行っていくことで、佐渡島並びに新潟県の畜産振興発展に寄与出来ればと思っています。

列の最後に並び、資機材と共にジェットフォイルに乗船する
列の最後に並び、資機材と共にジェットフォイルに乗船する


訪問した畜舎の牛床は清潔で、牛も気持ち良さそう
訪問した畜舎の牛床は清潔で、牛も気持ち良さそう


卵子採取の間、牛はじっとしていてくれました
卵子採取の間、牛はじっとしていてくれました


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