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村上地域
村上地域の農業の概要
県北の広大な森林とそこに源を発する荒川、三面川は、清らかで豊かな水資源を有し、四季折々の美しい風景を奏で、流域に広がる農地を潤しています。地域を代表する農産物である「岩船米」や「村上牛」に加え、長ねぎ、お茶などの特産物や地域を代表する鮭と加工品は、豊かな食文化を育んでおり、地域振興を図る上で魅力的な資源となっています。
| 項目 | 平成22年 | 平成27年 |
|---|---|---|
|
農業経営体数 [単位：経営体] |
3,419 |
2,722 |
|
経営耕地面積 [単位：a] |
819,005 | 778,500 |
資料：農林業センサス
注：1a（アール）＝100m2（平方メートル）
主な農産物
村上牛（肉用牛）
主な産地：村上市（村上地区、荒川地区、神林地区、朝日地区）、関川村
格付等級Ａ－4、Ｂ－4以上の黒毛和牛が高級ブランド牛「村上牛」です。全国でも高い評価を受けており、サシ（霜降り）が多く、色鮮やかで柔らかく、甘みのあるとろけるような味わいが特長です。
やわ肌ねぎ
旬な時期：4月から5月、7月から12月
主な産地：村上市（村上地区、荒川地区、神林地区、朝日地区）、関川村
10月から出荷される「秋冬ねぎ」は、潤沢な降雨と日中の寒暖差により抜群に甘くて柔らかく、軟白部が太く真っ白で美しいと、県内外から高い評価を得ています。雪のような白さ、みずみずしい甘さは様々な料理を美味しく演出してくれます。
ユリ切り花
主な産地：村上市（村上地区、荒川地区）、関川村
清流で有名な荒川や三面川の川風に恵まれた気候や海岸部の積雪が少ない地帯を有効に活用して、ユリ切り花の周年生産を行う産地として発展してきました。「土づくり」と日々の栽培技術の研鑽により、高品質なユリの産地として評価されています。
茶
旬な時期：5月から6月（1番茶）、7月から8月（2番茶）
主な産地：村上市（村上地区）
「村上茶」は、商業的な生産地としては最も北に位置していると言われ「北限の茶処」として有名です。また、栽培が始まってから約400年と古い歴史を持つ産地で、決して好条件ではない寒冷地での栽培がまろやかな味を作りだしているとされています。
