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【新潟】ほ場整備事業の取組紹介

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0123911 更新日:2019年6月29日更新

 新潟県では稼げる農業を実現し、農業者の所得向上を図るため、農地の大区画化と汎用化を進めるとともに、ほ場整備を契機とした担い手への農地の集積・集約化、経営規模の拡大、生産コストの低減、大規模園芸の導入による産地づくり、経営感覚を持った担い手の育成を推進しています。
 当管内でも新潟市秋葉区や五泉市で、大型機械導入等による効率的で生産性の高い営農を目指し、田の面積を10aの小区画から1haの大区画に整備するとともに、用排水路、農道を整備しています。併せて、暗渠排水を整備することで、田の汎用化が可能となり、麦、大豆や園芸作物の導入を可能としています。
 また、ほ場整備を契機として農業法人が設立されるなど、地域農業を支える担い手の育成やその担い手への農地集積の推進など、地域農業の発展に貢献しています。

区画が小さく作業効率の悪い整備前のほ場
整備前(区画が小さく作業効率の悪いほ場)

区画が大きくなり作業効率が良くなった整備後のほ場
整備後(区画が大きくなり作業効率が良くなったほ場)

大型機械を通行可能にした農道
大型機械の通行を可能にした農道

水田の汎用化を可能とする暗渠排水の設置状況の画像
水田の汎用化を可能とする暗渠排水の設置状況

※汎用化とは、暗渠排水などを整備し、水はけを良くすることで、水田を稲作だけでなく、麦、大豆、園芸作物などの畑作物の栽培もできるようにすること。

大きくなって作業性が格段にアップした田んぼでの田植え風景
大きくなった田んぼでの田植え(作業性が格段にUP)

 田んぼを大きくしたり、農道を広げたことで大型の農業機械による作業が可能となり、農作業の時間が大幅に短縮されました。
 県内の他地域で行われた調査結果によれば、作業時間が約3分の1に短縮された地域もありました。

農業法人の取組

 ほ場整備を契機に設立された農業法人では水稲栽培のほかに、汎用化された農地で大麦や大豆等の転作を行っています。
 また、大区画化により効率化が図られた余剰時間等を有効に活用し、地域特産の里芋やカリフラワー、トマト(ハウス)等の園芸作物の栽培も行っています。

大麦の刈り取り風景の画像
大麦の刈り取り風景

里芋の収穫風景の画像
里芋の収穫風景

法人による大規模化、効率化事例[PDFファイル/585KB]

ほ場整備と埋蔵文化財

 ほ場整備の実施地域には、古墳・平安・鎌倉時代等の遺物・遺構が存在することが多いため、試掘調査で遺跡が発見された場合には、工事に先立ち発掘調査(本調査)を行っています。
 ほ場整備に伴う発掘調査により、歴史的な大発見となった事例が全国にはあるなど、地域の歴史文化にも貢献しています。
 管内のほ場整備地区内で行われた発掘調査の報告書が、新潟市文化財センター(まいぶんポート)等に保管されており閲覧することができます。

発掘調査中の遺跡の全景
発掘調査中の遺跡

遺跡発掘調査中の風景 
遺跡発掘調査中

遺跡調査で発見された出土品の画像
遺跡調査で発見された出土品

発掘調査の報告書の画像
発掘調査の報告書

関連リンク先:新潟市(史跡・遺跡と埋蔵文化財)<外部リンク>

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