ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 新潟地域振興局 巻農業振興部 > 農業トピックス・旬な農業情報 (過去)

本文

農業トピックス・旬な農業情報 (過去)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0524427 更新日:2024年3月22日更新

農業トピックス

「フラワーウェーブ新潟2024」チューリップ切花コンテストの部で、管内生産者が特別賞に2点入賞しました(令和6年2月22日)

 「フラワーウェーブ新潟2024」において、県産チューリップの品質向上と地場消費の拡大を目的に、チューリップ切花コンテストの部が開催されました。今年は、鮮やかな色合いや、多様な花の形のチューリップが、全部で67点出品され、当普及指導センター管内の生産者からは17点の出品がありました。厳正な審査の結果、いずれも新潟市黒埼地区の、高井佑典さんが新潟県花き振興協議会長賞、佐々木一典さんが全国農業協同組合新潟県本部長賞を受賞しました。

 チューリップの出荷は、県内外の市場に向けて、4月上旬頃まで計画されています。

フラワーウェーブ新潟2024チューリップ切花コンテストの部で、新潟県花き振興協議会長賞を受賞した高井佑典さんのチューリップの写真ですフラワーウェーブ新潟2024チューリップ切花コンテストの部で、全国農業協同組合新潟県本部長賞を受賞した佐々木一典さんのチューリップの写真ですフラワーウェーブ新潟2024チューリップ切花コンテストの部で、各賞を受賞したチューリップが展示されている写真です

 

西蒲区農村地域生活アドバイザー連絡会研修会を開催しました(令和6年2月5日)

 西蒲区農村地域生活アドバイザー連絡会との共催で、20名の農村地域生活アドバイザー参加のもと研修会を開催し、地域資源を活かした交流活動で多様な担い手づくりに取組む事例を学びました。講師に出雲崎町大釜谷集落の井上有紀氏、富山 守氏をお招きし、「新潟の魅力・外から中から発信します」と題し、県外から移住してきた側と移住者を受け入れる側、それぞれの立場から講演をしていただきました。

参加者からは、地域おこし協力隊の活動や特産の梅に関する取組など、講演内容に関して活発に質問が出され、担い手の確保や地域を活性化する活動への関心の高さがうかがえました。

西蒲区農村地域生活アドバイザー連絡会研修会で、 参加者が講師の井上有紀氏や富谷 守氏の話を聞いている写真です

 

有限会社そら野ファームが農業後継者の確保育成で表彰されました(令和6年2月2日)

 新潟県では、農業後継者の確保育成に御尽力された方を表彰する、「新潟県農林漁業担い手対策表彰」を行っています。この度、西蒲区(旧西川町)下山の有限会社そら野ファームが、これまでの研修生受け入れや人材育成の功績により表彰されました。

 そら野ファームは、平成28年から現在まで、農業大学校先進経営体等体験学習や、高校生農業インターンシップ等で、若い担い手候補をほぼ毎年受け入れてこられました。研修生は、高設栽培いちごの管理作業や水稲の田植作業等を学ぶとともに、直売施設「そら野テラス」での品出しや対面販売等を通じて、お客様とのコミュニケーション方法も学ぶことができました。また、近年は農業大学校の学生版経営塾の講師として、農業経営や企業経営のキャリア教育にも協力いただいています。

普及指導センターでは、そら野ファームの農業の担い手育成への御尽力に感謝するとともに、研修生がこれらの経験を糧にして、将来、農業の担い手として活躍されることを願っています。

新潟県農林漁業担い手対策表彰の感謝状を手にした写真。

藤田社長(右)と研修生を指導した水稲担当の吉田主任(左)

 

令和5年度新潟県青年農業士、指導農業士、農村地域生活アドバイザー認定式で新認定者全員を代表して​誓いの言葉を述べました(令和6年1月26日)​

​ 新潟県では、優れた農業技術・経営管理技術を持って農業経営を実践するとともに、担い手の育成やいきいきとした農村地域づくりなど、地域のリーダーとして多方面にわたり活躍している方を、青年農業士、指導農業士、農村地域生活アドバイザーとして知事が認定します。

 今年度、管内から青年農業士7名、指導農業士3名、農村地域生活アドバイザー2名が認定されました。

 認定にあたり、新たに青年農業士に認定された新潟市西区の小林耕太さんが、新認定者全員を代表して、砂丘地域での園芸経営を軸として、多くの農業者とかかわりながら、本県農業を魅力ある産業へ発展させていくとの言葉を述べました。

 力強い言葉とともに、認定者全員の表情からは、新たな決意を感じることができました。

新潟市西区の小林耕太さんが、青年農業士を 代表として、誓いの言葉を述べている写真です令和5年度新潟県青年農業士、指導農業士、 農村地域生活アドバイザー認定式の集合写真です

 

農業人材確保・定着支援研修会を開催しました(令和6年1月18日)

 農業法人の経営者、役員を対象に、農業における雇用環境の改善をめざした研修会を開催し、12名の参加がありました。

 始めに、新潟労働基準監督署の井上副署長から、労働基準法と農業の特殊性を関連づけ、従業員が安心・安全に働くための労務管理の留意点について、事例を交えて説明いただきました。続いて、農事組合法人濁川生産組合の田村代表理事からは、30歳で代表理事に就任したのをきっかけに、雇用条件を見直し、若手のやりがいを高めてきた取組について紹介いただきました。

 参加者からは、「労働基準法についての話がわかりやすかった」「人材確保について大変参考になった」などの意見が聞かれ、有意義な研修会となりました。

講演に聴き入る参加者の写真です講演に聴き入る参加者の写真です

 

なじらゼミ「緑肥利用による土づくりと減肥の基礎」研修会が開催されました​​(令和6年1月16日)​

 西蒲原4Hクラブ「なじら」は、巻農業普及センターと共催で、緑肥利用に関する研修会を開催しました。

 講師に、緑肥導入による土づくりや減肥の参考として発行された「緑肥利用マニュアル」の代表執筆者である、農研機構の唐澤敏彦先生をお招きし、緑肥の利用における基礎的な内容についてご講演いただきました。

 当日は「なじら」クラブ員が研修会の司会をつとめ、緑肥に関心のある若手農家が30名ほど集まり、熱心に講演を聞いていました。また、積極的な質疑応答も行われ、緑肥への関心の高さが伺えました。

約30名の若手農業者が唐沢先生の講演を熱心に聞いている写真です

 

令和5年度新潟西部地区作物作柄検討会を行いました(令和5年12月8日)

 新潟市、JA、NOSAI、土地改良区、新之助研究会等、関係機関・団体の担当者が参集し、本年の稲作について作柄や品質の結果と要因、次年度対策について検討しました。

 新潟市西蒲区・西区におけるコシヒカリの1等級比率は0.2%と極めて低く、格落理由は登熟期間の異常高温により引き起こされた背白粒が最多でした。

 一方で、本年の高温条件下であっても、穂肥を十分に施用し、登熟期間の水の更新を頻繁に行った生産者・ほ場で品質低下を緩和できた事例もありました。

 そこで、今年のような夏の異常高温が今後も起こる可能性があることから、次年度対策では作付け品種や作期の見直しを図るとともに、適正籾数に仕上げる「コンパクトなイネづくり」、生育や気象状況をふまえた穂肥と水管理等による、異常気象に負けない米づくりを周知していきます。

関係機関職員約30名で作柄要因及び、次年度対策を検討

 

​新規就農者交流研修会を開催しました(R5年11月28日)

 西蒲区・西区の新規就農者15名が参加し、先進経営体視察と情報交換によりお互いの交流を深めました。株式会社眞田農園(西区赤塚)の視察では、眞田代表取締役から法人設立の経緯や経営状況について、またそこで働く先輩農業者(就農3年目)からは、就農の経緯や現在の働き方について説明していただきました。

 その後、巻農業振興部の会議室に戻り、4グループに分かれ、情報交換を通じた交流を行いました。すごろくゲームで出たお題に沿って、農業を志したきっかけ、趣味や特技、10年後の目標など、徐々に打ち解けた様子で発表していました。参加者からは、「眞田代表取締役の農業に対する熱意や従業員教育が勉強になった」「農業に従事している者同士で情報交換できてよかった」などの感想が聞かれました。

 また、4Hクラブ(なじら)メンバーから活動内容の説明とクラブ員募集のPRもありました。

眞田農園における視察風景の写真

 

GAP 視察研修会を開催しました(令和5年11月22日)

​ 農業生産工程管理(GAP)に関する視察研修会を、30名の農業者等の参加のもと開催しました。

 視察先の(有)穂海農耕(上越市板倉区)は、「穀物」で国内初のJGAP認証農場で、現在はAISIAGAP認証農場として、日本におけるGAPのパイオニア的存在です。

 代表の平井雄志氏からのお話しでは、従業員の多くが農業未経験者であり、GAPの取組みは農産物の品質確保だけでなく、農場ルールの作成を通じた従業員の安全確保に役立っているとのこと。また、デジタルツールを活用して得られた作業記録・実績記録を分析し、PDCAサイクルを回すことで常に経営改善に努めているとも。

 農場を見学した参加者からは、「整理整頓が行き届き、仕事がしやすそう」「工業系エンジニアがつくりあげたシステマチックな経営だ」などの声が聞かれました。

代表の平井雄志氏の講演に聴き入る参加者の写真です従業員が作業しやすいように整理整頓された農作業場の写真です

 

「越王(こしわ)おけさ柿」の出荷が始まりました(令和5年10月12日)​

 新潟市西蒲区は柿の主力産地で、新潟県内では佐渡市に次いで第2位の生産量を誇ります。角田山麓の竹野町(たけのまち)・仁箇(にか)・稲島(とうじま)地区に造成された柿団地は、約120haの園地を有する大産地となっています。ブランド名の「越王(こしわ)おけさ柿」は、この地区に古墳や遺跡があり、その昔「越の王」と呼ばれる統治者がいたことにちなみ命名されました。品種は早生品種「刀根早生(とねわせ)」と「平核無(ひらたねなし)」が主体で、種が無いため食べやすく、口の中でとろけるような食味、まろやかな甘さが特徴です。

 今夏は一か月以上も高温と干ばつが続き、柿の木にとってかつてないほどの過酷な夏となりました。生産者の方たちも大変心配しましたが、秋になり無事に実を太らせ、気温の低下とともに次々に色づき出荷を迎えています。

 厳しい夏を乗り越えて、美味しく実った秋の味覚「越王(こしわ)おけさ柿」をぜひご賞味ください。

木になっている「越王(こしわ)おけさ柿」の写真 角田山とその山麓に広がる柿団地の写真

 

秋ブロッコリー、今夏の猛暑を乗り越えて(令和5年10月3日)

 巻農業普及指導センター管内の黒埼地区は、ブロッコリー栽培が盛んな地域です。春栽培と秋栽培があり、秋栽培は約15haの作付けとなっています。

 今夏は経験の無い猛暑になり、ブロッコリーにとっては極めて過酷な環境でした。そのため、生産者の皆さんは、植え付け後毎日のようにかん水を行うなど苦労の連続でした。収穫開始は10月下旬頃といつもより2週間程度遅れそうですが、ブロッコリーの生育は回復し、元気に育っています。

 10月3日、JA新潟かがやき黒埼園芸センター野菜集出荷場において、黒埼地区野菜部会の秋ブロッコリー出荷説明会が行われました。出荷説明会では、今夏の状況を踏まえて、品質を維持するための栽培管理の留意点や出荷時の荷造りの注意事項などの説明がありました。苦労して育てたブロッコリーを確実に消費者の皆さんに届けるため、生産者の皆さんは熱心に説明を聞いていました。

干ばつに耐えるブロッコリーの写真です生産者の努力で回復したブロッコリーの写真です出荷時の注意事項を聞く生産者の写真です

 

新潟西部指導農業士会現地研修会が開催されました(令和5年8月25日)

 新潟西部指導農業士会は、新潟市西区及び西蒲区在住の指導農業士37名で構成されています。毎年、会員の経営状況視察と農業情勢に関する情報収集を目的として現地研修会を開催しています。

今年度の現地研修は、関係機関を含め28名が参加し、涌井一幸さん(株式会社涌井農園)の水稲及び砂丘地園芸の取り組みと、飯田和正さんの砂丘地でのハウス団地を活用した抑制メロン栽培について現地視察しました。室内会場では、新潟市西区役所の水野区長より「新潟市西区の農業ビジョンについて」講演をいただきました。

猛暑の中での研修会でしたが、ブランド品目の推進や耕作放棄地対策等、多岐にわたる意見交換ができ、有意義な研修会となりました。

(株)涌井農園の乾燥調製施設を視察している写真ですハウス団地で、飯田和正さんの抑制メロン栽培を視察している写真です

 

GAP 講演会を開催しました(令和5年8月24日)

​ 農業生産工程管理(GAP)に関する講演会を開催し、130名の農業者等の参加がありました。

 講師は、農業界の革命児として千葉県において年商 70 億円の企業体を作り上げた農事組合法人 和郷園の代表理事 木内博一氏。講演の中で、(農)和郷園の生産工程管理をモデルにJGAPがつくりあげられたことや、JGAPを取組むことでSDGs17項目のうち9~11項目取組むことになり上場企業取扱いの優先度が上がることなどGAPのメリットについて話がありました。

 講演後に行ったアンケートでは、「GAPの研修会の案内が欲しい」「GAPの取組を考えたい」など多くの声が寄せられました。

木内博一氏の講演に聴き入る参加者

 

大豆現地研修会を開催しました(令和5年7月26日)

 巻地域には大豆の栽培面積が605haあり、水田活用の基幹作物となっています。主食用米並の所得を確保するためには収量の高位安定化と品質向上が重要であることから、大豆現地研修会を開催し、21名が参加しました。

研修では、大豆は長期連作や田畑輪換の繰り返しにより地力が低下することから、有機質資材の散布及び培土時追肥による地力低下対策、品質向上対策と、高収量を確保している経営体の栽培管理ポイントについて学びました。また、今後の管理として、暗渠閉栓等の夏期干ばつ対策、病害虫の適期防除、適期収穫について確認しました。

参加者からは、「地力増進のために堆肥施用を試み始めた」「高収量確保経営体の雑草管理が参考になった」との声が聞かれるとともに、参加者同士の情報交換も活発に行われ、有意義な研修会となりました。

現地で大豆の生育状況を確認している写真干ばつ対策に効果的な地下かんがいの方法について確認している写真

 

西蒲原4Hクラブ「なじら」が サマーフェスティバルに参加しました(令和5年7月19日)

  7月19日にアオーレ長岡を会場に、新潟県農村青少年技術交換大会「サマーフェスティバル」が、県内の農業青年クラブ(4Hクラブ)やその関係者が集い、開催されました。

 プロジェクト発表会では、西蒲原4Hクラブ「なじら」の小黒大陽さんが、「なじら」の活動紹介パネルやクラブ員個々の名刺を活用した知名度を上げるための取組について発表しました。

 残念ながら入賞とはなりませんでしたが、堂々と発表することができました。また、他の4Hクラブ員とも意見交換、交流ができ、楽しいひと時を過ごすことができました。

小黒さんが発表している写真

 

農地利用等地域農業の最適化研修会を開催しました(令和5年7月14日)

 新潟市西蒲区で地域の農地利用調整等の連携を話し合う組織である「中之口・月潟地区連携法人」と「西川西部地域の農地調整等連携を話し合う会」を対象に視察研修会を開催し、22人が参加しました。上越市板倉区の農事組合法人高野生産組合では、V溝乾田直播栽培やスマート農業技術の導入による稲作管理の効率化を視察しました。その後、上越市清里区の公益財団法人清里農業公社で、地域の11経営体が連携した農地集積・集約化の取り組み等を学びました。

参加者からは、「大区画の水田と最新の省力化技術を見て、衝撃的だった。」、「私たちも地域で連携し、集約化と水田の大区画化を進めていきたい。」等の感想が聞かれました。

農事組合法人高野生産組合でV溝乾田直播栽培のほ場を視察している写真公益財団法人清里農業公社で農地集積・集約化等、地域の経営体の連携について説明を受けている写真

 

『農業で地域を活かし、女性も輝く先進地研修会』を開催しました(令和5年6月27日)

 西蒲区農村地域生活アドバイザー連絡会との共催で、農村資源を活かして地域に人を呼び込む事例や、農林産物の付加価値を向上させている事例を学ぶための視察研修会を開催しました。

 農村地域生活アドバイザー21名が参加し、村上市朝日地区の「まゆの花の会」や山北地区の「てまひま工房 山専」、「農家レストラン こころまい」の活動について、まゆ工芸の体験や、メープルシロップ、郷土料理の試食を通して、それぞれの取組を学びました。

 参加者からは、「山の恵みや養蚕文化を利用した地域おこしが素晴らしいと思った」、「SNSを利用して情報を発信しているところが勉強になった」などの意見が聞かれました。

 視察研修先での貴重な情報収集をはじめ、会員同士の意見交換もでき、有意義な研修会となりました。

みんなでアジサイのブローチ作りを体験しました自生のイタヤカエデの樹液から甘い メープルシロップを作るそうです

地場産の食材を使った数多くの 郷土料理や創作料理に舌鼓!

 

4Hクラブ「なじら」が、新潟ふるさと村「朝市」に出店しています(令和5年6月4日)

 新潟市西蒲区を拠点に活動する農業青年クラブ(4Hクラブ)「なじら」が、新たな取り組みとして、新潟ふるさと村で開催されている「朝市」に出店しています。

〇ふるさと村「朝市」

期間:令和5年6月4日〜10月29日の毎週日曜日

時間:6:00~8:00(ピークタイムは6:00~6:30)

会場:新潟ふるさと村(新潟市西区山田2307)エントランスドーム周辺

 今年最初の6月4日(日)の出店では、朝採りのカリフラワー、ミニトマト等を販売しました。多くのお客様にご購入いただき、「どこの地区で作っているの?」「新鮮で安い、もっとたくさん販売して。」など会話も弾み、楽しく交流もさせていただきました。

 今後も、クラブ員が心を込めて栽培した、野菜、果物、米や加工品等、旬の農産物を販売します。お気軽にご来場ください。

なじらのクラブ員が、朝市でカリフラワー、トマトを陳列し、販売の準備をしている写真です朝市開店後、お客様が野菜を購入するため並んでいる写真です

 

令和5年度の大玉すいかの出荷が始まります(令和5年5月31日)

​ 今年も待ちに待った大玉すいかの出荷が、5月31日から始まりました。巻農業普及指導センター管内の新潟市西区、西蒲区の砂丘地は大玉、小玉すいか合計170ha、販売額20億円(令和4年)の県内最大のすいか産地です。

最も早い出荷となるハウス栽培では、2月末から定植が始まり、3か月に渡る毎日の細やかな温度、水分管理により、サイズは大きく、糖度も十分なすいかに仕上がっています。出荷開始前の5月29日に、収穫判定会が開催され、交配から収穫までの日数が異なる8玉を試し切りして、糖度や食味を総合的に評価し、収穫適期を判断しました。

県内市場での初売りは6月1日に行われ、その後、スーパー等の売場に並びます。また、今後は、トンネル栽培、露地栽培と7月下旬まで出荷が続きます。砂丘地すいかの特徴でもある、「シャリシャリした食感」「さわやかな甘さ」「口いっぱいに広がる清涼感」をぜひお楽しみください。​

収穫判定会で交配から収穫までの日数が異なるスイカを試し割りして収穫適期を判断している写真

 

水稲のV溝乾田直播栽培技術の現地研修会を行いました(令和5年5月23日)

大規模稲作経営体の今後の経営効率化に資することを目的に、西蒲区中之口地区で、V溝乾田直播栽培の研修会を行いました。

V溝乾田直播栽培は、耕起・代かきを秋に行い、育苗をしないで済み、さらには種子のコーティングが不要で、春作業の労力と時間、コストを大幅に削減できます。

当日は、西蒲区内外の稲作経営体や当技術を実証している生産者、関係機関が60名程度参集し、技術の細かな内容や導入する場合の費用などについて質問が出て、関心の高さがうかがえました。

作期分散・コスト低減が期待できる当栽培技術の導入によって、大規模経営体におけるさらなる経営拡大及び効率化につながることが期待されます。

V溝乾田直播により播種・発芽した水田で研修している写真

 

令和5年度産そらまめの出荷が始まります(令和5年5月17日)

 巻農業普及指導センター管内は、県内で最もそらまめ栽培が盛んな地域です。昨年はJA取り扱いで約80tの出荷がありました。

 5月15日、JA新潟かがやき黒埼園芸センター野菜集出荷場において、黒埼地区のそらまめの出荷説明会と目合わせが行われました。生産者85名と管内で最も多い地域であり、ハウス栽培では5月8日から出荷されています。今回の出荷説明会は、主力のトンネル栽培の出荷を前にして、出荷物の品質統一を目的に行われました。

 生育経過は、昨年11月の定植後の天候が良く越冬前の生育は順調で、3月以降も温暖な気象に恵まれ、平年より生育は進んでいます。このため、出荷も早まり5月21日から本格的な出荷を迎えます。他の地域でも集出荷会議が開かれ、当管内のそらまめ出荷が本格化します。

出荷時の注意事項を聞く生産者の写真です箱詰めの状態を確認する生産者の写真です

箱詰めされたそらまめの写真ですもうすぐ収穫期を迎えるそらまめの写真です

 

センシングデータに基づいた可変施肥実証の田植えを行いました(令和5年5月10日)

 スマート農業技術の導入による収量・品質の向上及び安定化を目的に、西蒲区中之口地区でセンシングデータを基にした可変施肥田植えを行いました。

可変施肥は、収量コンバインのデータを基にして作成した施肥マップを、田植機に取り込み、前年の生育差に応じて基肥量を加減しています。

特に今回の実証ほ場のような1ha規模の大区画では、ほ場内の地力差が大きく管理が難しいため、当技術による適正な管理ができることで、収量・品質向上が期待されます。

さらに夏には穂肥の可変施肥も行う予定です。

※センシングデータ:生育状況を機械で感知したデータ。今回の可変施肥では、前年の収量コンバインで得た収量や成分のデータを利用しています。

可変施肥実証の田植えの写真です。

 

令和5年産大豆の収量・品質向上に向けた「大豆技術対策研修会」を開催しました(令和5年2月27日)

 研修会当日は、大豆生産者(22名)や区、JA等の関係機関が参集し、令和4年産大豆の作柄や令和5年産の技術対策を中心に、研修を行いました。管内の令和4年産大豆は、夏期の異常高温や日照不足等が影響し、収量は平年に比べ大きく低下しました。そのため、次年度は、排水対策等の基本技術の励行について、参集者の共通認識が図られました。
  また、県作物研究センターから、大豆病害虫(葉焼病、紫斑病、黒根腐病、マメシンクイガ)対策に関する研究成果について、紹介がありました。特に、葉焼病に関しては、令和4年産大豆で発生が多かったことから、参集者の関心を集めていました。今回の研修会では、7月に視察研修会で訪問した三条地区の法人の大豆の株の展示を行いました。管内生産者の株と比較すると、根粒菌のつき方に違いがあり、研修会終了後も参加者が熱心に株を観察していました。参加者からは、「課題が排水対策なので勉強になった」「病害虫対策がとても参考になった」等のご意見をいただきました。今後も、大豆の収量・品質向上に向けて、生産者に必要な情報を提供し、支援していきます。

研修会研修会2

 

中之口・月潟地域の法人を対象とした「農業法人間の組織的連携」研修会を開催しました(令和5年2月4日)

 法人間連携の強化により経営の効率化と後継者確保を目指すため、新潟市中之口・月潟地域の12法人から32人が参加し、山口県における法人間連携の先進事例を学びました。
 最初に山口県集落営農法人連携協議会事務局長の水嶋啓一様から、「山口県とJA山口県の概要」について講演していただき、山口県では全国でもいち早く担い手の高齢化が進んでいたため、JA・県が集落営農法人の設立を推進していることを紹介していただきました。次に、山口県集落営農法人連携協議会の和田清孝様から、「山口県における集落営農法人連合体の設立と展開」について講演していただき、複数法人が出資した連合体(株式会社)を設立し、機械の共同購入、新規雇用、作業受託等の連携で各法人の経営発展を目指している事例を複数、紹介していただきました。講演に対して参加者からは多くの質問があり、関心の高さがうかがえました。この研修を契機として、中之口・月潟地域での具体的な法人間連携の検討につながることが期待されます。

中之口・月潟地域の農業法人間の組織的連携研修会の写真です。

 

農業者の農産物流通や労力確保の困ったを事業で解決するをテーマに研修会を開催しました(令和5年2月3日)

 新潟市北区に本社がある、にいがた共創株式会社の円山広克代表取締役を講師に「農業者の困ったを事業で解決(農産物流通、労力確保)」をテーマとした講演会を、西蒲区農村地域生活アドバイザー連絡会と共同開催し、連絡会会員19人の参加がありました。講師は、農家の庭先集荷した農産物や加工品を県内スーパー、飲食店、道の駅等に配送販売する事業を中心に展開しており、現在は、村上市から長岡市までの範囲で140名の生産者が登録・利用し、複数の売り場への配達作業に忙殺されていた農業者が生産活動に集中できると好評を得ているとのことでした。また、農業者が直接販売する際に多くの労働力が必要とされる包装作業を、福祉作業施設とむすびつけることで、農業者の包装作業の労力軽減にもつなげているなど紹介いただき、参加者は熱心に聞き入っていました。 ​​

農業者の困ったを事業で解決をテーマとした講演会の写真です

 

作柄検討会開催 ~令和4年度稲作を振り返り、令和5年度稲作の準備を始めます~(令和4年12月9日)

 稲作農家の高品質米生産を支援する関係機関が参集し、4年度稲作の評価と要因分析を行いました。

4年度は「異常気象への万全な対応」を重点推進項目に設定し、関係機関が連携した栽培指導とタイムリーな情報提供を行い、多くの生産者では適切な栽培管理が実施されました。   

その結果、6月後半から8月前半にかけての高温、8月後半の日照不足などの異常気象に遭遇しましたが、収量は平年並、主要品種の品質は平年を上回る1等級比率を確保できました。

しかし、一部生産者では、籾数過剰を導いた過剰な基肥や中干しの遅れ、後期栄養不足につながった穂肥不足や早期落水といった管理の不備による品質低下が見られたことから、低品質者の底上げを図り、より高い品質を確保するための推進内容を検討し、次年度の重点推進対策について共通認識を持ちました。

今回の検討結果を元に、5年度は「異常気象に備えたコンパクトな稲づくり」を推進し、高品質米産地としての定着をめざします。

作柄検討会の写真です

 

GAP(農業生産工程管理)の取組を契機に農場ルールを設定・守ることで、社員の自立とスムーズな農場運営を実現した法人への視察研修会を開催しました(令和4年12月2日)

 GAP(農業生産工程管理)をテーマとした先進地視察を新潟市西蒲区と共同実施し、管内法人14名の参加がありました。視察先は、柏崎市の有限会社山波農場で、第三者認証であるJGAP認証を精米を含む米で取得している法人です。当日は、山波剛代表より農場の農薬庫や機械格納庫の管理方法など自社の取組の説明と、農場管理のポイントについてアドバイスを頂きました。

また、研修会場では、山波農場がGAPに取り組んだことで、(1)お客様からの信頼アップ、(1)社員の意識向上による組織活性化、(2)安全に対する意識向上、➂業務の効率化による経費削減の効果について紹介いただき、参加者は熱心に聞き入っていました。      

GAP研修会の写真ですGAP研修会の二枚目の写真です

 

新規就農者交流研修会に西蒲区・西区の新規就農者17名が参加し、現地視察と情報交換等交流をしました(令和4年11月30日)

 先輩農業者(就農4年目)が働く(有)そら野ファームのいちごハウスを視察し、その後併設の直売所そら野テラスのフリースペースで3グループに分かれ、参加者同士の意見交換で交流しました。グループ別の交流では、日々忙しい中でどのようにやる気を維持しているか、情報収集や仕事に関する自己研鑽をどのようにしているかなど、各自が聞いてみたいこと等をグループ内で自由に発言し、うちとけた様子でした。当日は4Hクラブ(なじら)メンバーから自由に参加してほしいとのPRもありました。参加者からは、「楽しい時間をすごせた」、「交流がとてもよかった」との感想が多く聞かれました。

(新潟地域振興局巻農業振興部・新潟地域農業振興協議会(西部支部)の主催)

新規就農者交流研修会の1枚目の写真です新規就農者交流研修会の2枚目の写真です

 

巻地域の4Hクラブ「なじら」が、長岡地域の4Hクラブ「ポマト倶楽部」と合同研修会を開催しました(令和4年11月25日)

 第三者継承と6次産業化をテーマに巻地域と長岡地域の若手農業者12人が研修に参加しました。ポマト倶楽部員が、長岡市の(株)かわかみ農園で現在進めている第三者継承の取組について情報提供し、その後、なじらクラブ員の農場へ移動し、新潟市西蒲区の(株)くにみ農産で日本酒に漬けた干柿、新潟市西区の岩崎食品で大根のからし巻等の農産物加工について紹介していただきました。

参加者からは、「商品開発の経緯や販売戦略について、勉強になった。」、「地域外の農業者との交流は有意義だった。また開催したい、次は長岡で!」等の感想が聞かれました。

4Hクラブ合同研修会の1枚目の写真です4Hクラブ合同研修会の2枚目の写真です

 

旬な農業情報

稲ホールクロップサイレージ(稲WCS)の収穫が始まりました(令和4年8月2日)

 今年、初めて取り組んだ西区の稲作農家が、約2haを収穫・調製しています。

収穫作業においては、品質を向上させるため梱包密度をあげ、乳酸菌を添加しました。収穫した稲WCSは、飼料高騰が続いて粗飼料の確保が難しくなっている酪農家に供給します。

※稲WCSは、稲発酵粗飼料とも呼ばれ、稲の米粒が完熟する前に刈り取り、ロール状に成形しフィルムで包み発酵させた飼料です。

稲WCS収穫1

稲WCS収穫2

 収穫動画はこちらです。<外部リンク>

 

黒埼地区の春ブロッコリーの出荷が始まりました(令和4年5月13日)

 県内最大の春ブロッコリー産地の黒埼地区で、出荷が始まっています。

現在、新潟かがやき黒埼園芸センターでは日量2,000ケース前後を県内と首都圏に出荷しています。

今後は、更に増加し5月中旬から6月上旬に出荷ピーク(3,500ケース前後)を迎えます。

ぜひ、新鮮な黒埼産ブロッコリーをお召し上がりください。

ブロッコリー

 

【巻】旬な農業情報 動画(Youtube)  水稲の収穫風景(西蒲区中之口) (R3年9月28日)<外部リンク>

【巻】旬な農業情報 動画(Youtube)  飼料用とうもろこしの播種とその後の生育 (R3年6月25日)<外部リンク>

【巻】旬な農業情報 動画(Youtube) ほ場整備地区におけるたまねぎ栽培研修会 (R3年6月25日)<外部リンク>

【巻】旬な農業情報 動画(Youtube) チューリップの花摘みが始まっています。<外部リンク>

<外部リンク> 県公式SNS一覧へ