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万代テラスの柳(万代テラスの秘密1)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0054461 更新日:2019年3月29日更新

ちょっと邪魔な感じがしますが

一列に並んでいますの画像
一列に並んでいます

 万代テラスに一列に並んでいる、8本の柳の木。
 園路の中に立っていて、ちょっと邪魔だと思うかもしれませんが、これは元々ここに立ち並んでいた柳の木をそのまま残したもの。万代テラスができる前はここが川岸で、柳の木が11本、一列に並んでいました。
 万代テラスは、全体的に0~70センチ、柳の木の立っているあたりは15~20センチほどかさ上げされました。
 樹木のまわりをかさ上げすると、根が呼吸できなくなって木が弱ってしまい、枯れてしまうこともあります。そのため、当初の計画では、柳の木はすべて伐採することになっていました。
 しかし、50年近く萬代橋を見守ってきた柳の木を何とか残したいと考え、樹勢の衰えていた3本を除く8本を残すために工夫しました。

 実は、柳の木のまわりは直径1.5メートル、深さ15~20センチほどの穴になっていて、ドーナツ型の鉄の蓋でふさがれています。穴の底が元々の地面で、柳の木は園路よりも15~20センチほど下から生えているのです。

根元にはドーナツ型の蓋がの画像
根元にはドーナツ型の蓋が

蓋のスリットから中を見るとの画像
蓋のスリットから中を見ると

幹のまわりの酸素管(工事写真より)の画像
幹のまわりの酸素管(工事写真より)

 幹のまわりには、酸素管というパイプが何本も巻き付けられ、幹から外に向かって広がっています。その上には、軽くて通気性・排水性のいい土壌改良材が詰められていて、これらにより、地中に酸素を供給して根から呼吸できるようにしています。
 目に見えないところに、このような工夫をすることで、8本の柳の木を残したのです。

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