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外来魚(オオクチバス、コクチバス等)の最新駆除マニュアル
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 中央水産研究所と本県を含む7県の水産試験場は、全国内水面漁業協同組合連合会と連携し、平成27年度から3年間、水産庁の委託事業「河川流域等外来魚抑制管理技術開発事業」に取り組み、研究開発を行ってきました。
このたび、その成果が最新の外来魚駆除マニュアルとしてとりまとまりました。
詳しい内容は以下の水産庁Webページをご覧ください。
【水産庁HP】内水面に関する情報<外部リンク>
※ページ中程「各種パンフレット」の「だれでもできる外来魚駆除2-オオクチバス、コクチバス、チャネルキャットフィッシュの最新駆除マニュアル」(PDFファイル)をクリックすると閲覧できます。
新潟県内水面水産試験場でのコクチバス駆除研究
当試験場では、信濃川中流域を中心に、コクチバスの駆除研究を行いました。
新潟県のような豪雪地帯河川でコクチバスの産卵は、雪解け水が落ち着き、河川水温が15℃以上になるころから始まることがわかりました。
産卵場所はワンド(河川内の陸地や河川構造物などで囲まれてできる入り江状の水域)など流れが緩やかなところで、川底の砂礫をすり鉢状にし卵を産み付けていました。
※産卵時期・場所など、詳しい内容は以下のファイルをご覧ください。
だれにでもできる外来魚駆除-2(抜粋)「川のコクチバス、いつどこに産む?どこで駆除する(2)」[PDFファイル/243KB]
コクチバスの産卵床
当試験場では、河川におけるコクチバスのこの生態を利用し、人工産卵床を設置、産み付けられた卵を回収、駆除する方法を開発しました。
※人工産卵床の作成・設置方法など、詳しい内容は以下のファイルをご覧ください。
だれにでもできる外来魚駆除-2(抜粋)「人工産卵床によるコクチバス駆除」[PDFファイル/686KB]
コクチバスの卵が産み付けられた人工産卵床
コクチバスの根絶に向けて、この方法が普及していくことを期待します。実施する際には試験場にご相談ください。
なお、人工産卵床を河川や湖(ダム湖を含む)に設置する際には、その水域の管理者(国、県、市町村)の許可が必要となる場合があります。必ず関係機関に確認してください。
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