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平成28年度内水試トピックス【11月22日更新】

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0053969 更新日:2019年3月29日更新

ブラックバスの駆除を実施! なぜこんなところに?

 平成28年10月21日(金曜日)に魚沼市長松(旧広神村)地内の農業用「ため池」(3,400平方メートル)で、地域住民、魚沼漁業協同組合、魚沼市、魚沼地域振興局農業振興部、内水面水産試験場の共同によるブラックバスの駆除を実施しました。
 5日間かけてため池の水を抜き、総勢18名による人海戦術でタモ網により駆除を実施しました。秋晴れのもとの駆除作業は半日かかりました。

駆除作業状況の画像
駆除作業状況

捕獲されたブラックバス

[オオクチバス] 180尾(総重量18.0kg)の画像
[オオクチバス] 180尾(総重量18.0kg)

ブラックバスの駆除を実施! なぜこんなところに?の画像1
[コクチバス]1尾(重量1.3kg)の画像
[コクチバス]1尾(重量1.3kg)

 捕獲したブラックバスを測定した結果、最大のオオクチバスは、全長47cm(体重約2kg)で、5歳魚であることが判明しました。また、1歳以上のバスの胃袋からは、トンボの幼虫のヤゴが多数出てきました。

ブラックバスの駆除を実施! なぜこんなところに?の画像2

この「ため池」は平成23年12月に完成し4年10ヶ月が経過していますが、河川の流入がないことからコイ、フナなどの在来魚は確認されませんでした。一方で、オオクチバスでは5歳魚が捕獲され、コクチバスは大型魚1尾のみであったことから、これらが外部から持ち込まれたことはまず間違いありません。オオクチバスは若齢魚も捕獲されたことから、この池で繁殖していたと考えられます。

ブラックバスなどの特定外来魚は飼育、保管や運搬が法律で禁止されています。捕まえた場所以外への放流等は法律に違反します。さらに新潟県では、釣り上げたブラックバスなどの再放流(キャッチ・アンド・リリ-ス)も禁止しています。

 外来魚について(トップページへのリンク)

 自然環境への関心が高まる中で、今回のようなブラックバスの違法な放流は、魚類だけでなく昆虫等、さまざまな生き物に影響を及ぼします。豊かな自然を後世に引き継ついでいくためにも、一人ひとりがルールを守ることはもちろん、違法な放流の監視や駆除活動などについて地域ぐるみで取り組んでいくことが大切と感じました。

平成28年度一般公開が開催されました。(7月23日(土曜日))

 平成28年7月23日(土曜日)に当場の一般公開が開催されました。当日は天候にも恵まれ、178人と昨年よりも多くのお客様に来場いただきました。
 催し物は、屋内では水槽展示・クイズと研究紹介コーナーがあり、水槽展示では、当場で開発された錦鯉『黄白(きじろ)』や魚沼美雪ます、また、県内に生息するカジカやタナゴなどの淡水魚が展示されました。
 屋外では、池での大型の錦鯉の提示や、なかでも人気だったのが、子供たちも楽しめる「魚や水辺の遊び体験コーナー」でした。このコーナーでは、金魚すくい、ウナギなどが触れるタッチプール、魚釣り体験があり、子供だけでなく、大人の方も楽しまれていたようです。
 今後も内水面の生き物をもっと身近に感じていただけるよう、また、当場の研究にもっと関心をもっていただけるよう情報を発信していきたいと思います。

水槽展示・研究紹介コーナーの画像
水槽展示・研究紹介コーナー

大型錦鯉の展示の画像
大型錦鯉の展示

魚や水辺の遊び体験コーナーの画像
魚や水辺の遊び体験コーナー

金魚すくいの画像
金魚すくい

タッチプールの画像
タッチプール

魚釣り体験の画像
魚釣り体験

過去のトピックス

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