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魚の病気についてのページへようこそ
コイヘルペスウイルス(KHV)病
- この病気は18℃から25℃で発生しやすくなります。
- コイ(マゴイ、ニシキゴイ)だけが感染するウイルス病で、ヒトや他の魚にはうつりません。
- 1998年にイスラエルで初めて発生が確認された病気で、その後イギリス、ドイツ、アメリカ、インドネシア、台湾等でも発生が確認されました。
- 発病したコイは、行動が不活発になったり、食欲が減退したりします。
コイヘルペスウイルス(KHV)病に関して皆様へのお願い
KHV病を防ぐにはみなさまの協力が必要です。
錦鯉養殖業者のみなさまへのお願い
決められた防疫ルール*に従い、導入時の検査、定期的な検査を実施するとともに、消毒の徹底、飼育日誌の記帳を行いましょう。
大量斃死等、飼育している鯉の異常が見られた場合、速やかに当場に連絡してください。
「KHV防疫マニュアル」、「錦鯉の出荷に向けての取扱規程」、「預かり鯉規程」、「錦鯉輸出錦鯉衛生証明書発行ガイドライン」
錦鯉愛好家のみなさまへお願い
- 定期的な検査を行っている信頼のおける養殖業者等から鯉を購入しましょう。
- 河川水や農業用水でコイを飼育するのは危険ですので、地下水や脱塩素した水道水で飼育してください。
河川や湖沼で釣った鯉を自分の池に放さないでください。
鯉を飼育する全てのみなさまへお願い
河川や湖沼で釣った鯉を、他の水域に移さないでください。
- 飼っている鯉を河川や湖沼へ放流しないでください。
- 死んだ鯉を河川や湖沼へ捨てないでください。
新潟県錦鯉養殖業者のKHV病まん延防止への取り組み
新潟県の錦鯉養殖業者は、日本一厳しい防疫ルール(上記*)に則って、KHV病のまん延防止に努めています。
- 定期検査は次のように行っています。当場が配布するKHVフリーの鯉と、3週間同居した後、PCR検査を行っています。同居期間中は、第3者が水温等を確認し、適正な検査を確認しています。
- 当場職員が養殖場を定期的にパトロールし、魚病発生防止に努めています。
- 新潟県錦鯉協議会KHV病防疫対策責任者体制を設立し、情報の共有、魚病の早期発見に努めています。
- コイヘルペスウイルス(KHV)病に関する情報(農林水産省)について<外部リンク>
- KHV病の消毒方法について<外部リンク>
- コイヘルペスウイルス(KHV)病対策のポイント(日本水産保護資源保護協会)<外部リンク>
錦鯉飼育用水の性質について
水産用水基準(2005年版)<外部リンク>
よくある質問(FAQ)
卵消毒の様子
Q1 ニシキゴイの卵消毒の仕方は?
A1 市販のポビドンヨード剤による消毒を推奨しています。ただし、これだけでは水カビの防除にはなりません。水カビに対しては別途消毒が必要となります。
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