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道路事業の概要
管内の道路
管内の道路網は、関東方面と関西方面に伸びる高速交通体系(関越・北陸自動車道)と主要幹線(一般国道17号・8号・116号)を軸に、信濃川両岸の連携を強化するラダー(はしご)型の道路と、長岡市を中心とした放射状の道路と周辺市町村を連絡する道路で構成されています。
管内の道路パターン
管理道路の概要
地域整備部が管理する道路は、一般国道(8号、17号を除く)、主要地方道および一般県道です。
平成26年時点で117路線、延長約960kmとなっています。
種類別 | |||||||||
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区分 | 路線数 | 実延長 | 道路 | 橋梁 | トンネル | 改良率 | 舗装率 | ||
数 | 延長 | 数 | 延長 | ||||||
(km) |
(km) |
(km) | (km) | (%) | (%) | ||||
一般国道 | 9本 | 234.1km | 215.5km | 171km | 8.9km | 12km | 9.7km | 95.3% | 97.9% |
主要地方道 |
21本 |
275.5km | 264.3km | 191km | 5.2km | 12km | 6.0km | 87.8% | 97.6% |
一般県道 | 87本 | 450.8km |
444.4km |
236km | 4.9km | 4km | 1.5km | 76.2% | 94.7% |
計 | 117本 | 960.4km | 924.2km | 598km | 19.0km | 28km | 17.2km | 84.2% | 96.3% |
整備の概要
道路整備の特徴として、管内中央部を流れる日本一の大河・信濃川により隔てられている両岸地域の連携を強化するとともに、地域の拠点性を向上させるための国道404号(長岡東西道路)、都市計画道路3.4.43槇山亀貝線(稲葉立体交差)などの整備を主体として、長岡中心市街地と各市町及び各支所間の交流の活性化を図る国道や主要地方道の整備も積極的に進めています。なお、災害時に住民の生命を守るとともに、緊急支援物資の輸送・復旧資材の輸送に道路の多重性(リダンダンシー)確保の重要性が改めて認識されたことを受け、災害時の道路交通の確保の観点からも道路整備を進めています。
また、高齢化社会に向け、安全・安心に通行できる道路を目指し、電線共同溝の整備、歩道空間の確保にも努めています。
中山間地では特徴ある風土・文化を有している地区が多いものの、十分生かされていません。「住んでみたい新潟」「行って見たい新潟」を実現するためにも、各種の道路事業により、交流を支援し、地域の活性化や生活基盤の確立に努めています。
一方、管内は豪雪地帯のため冬期間の交通確保が重要課題となっており、道路除雪の充実のほか消雪施設の整備、雪崩防止施設の整備にも努めています。
都市基盤の強化、都市機能の高度化
ラダー型道路網の整備
信濃川によって東西が分断されている長岡市では、橋梁部橋詰で朝夕に交通渋滞が発生しています。都市交通の円滑化、長岡市の拠点性の向上を図るうえでの大きな課題であり、早急な対応が必要となっています。
ラダー はしごの意味。信濃川の両岸に伸びる南北道と信濃川を横断する道路ではしごに見立てている。
長岡東西道路
主な事業箇所
良好な市街地の形成
地上にはりめぐらされた電線類を道路の下に収めることにより、美しい街並みが形成されます。また道路の見通しが良くなり、信号機や道路標識が見やすくなるなど、交通の安全性が向上します。さらに台風や地震といった災害時に、電柱が倒れたり、電線類がたれ下がるといった危険がなくなります。
電線共同溝整備事業(長岡市四郎丸)
主な事業箇所
一般国道352号 四郎丸電線共同溝整備事業
効果的なネットワーク形成
長岡市から周辺市町村への放射状道路の整備
ラダー型道路網から周辺市町村へのアクセスを向上させ、周辺市町村がより高い都市機能を共有できるよう整備を行います。
鷺之島橋の様子
主な事業箇所
一般国道404号 鷺之島拡幅
周辺市町村間を連絡する道路の整備
見附市街地と長岡市をむすぶ通勤・通学路として利用されている路線です。道路改良により、安全に通行できるよう整備を進めています。
長岡都市計画道路事業3・4・103見附下新町線 瑞祥橋架替工事
主な事業箇所
都市計画道路3.4.103 見附下新町線
克雪対策の充実
冬期間の危険を防ぐ
管内市町村はすべて特別豪雪地帯に指定されており、冬期間の交通確保が民生安定のうえで重要な課題となっています。特に、栃尾地区、山古志地区の中山間地では小規模ながらも雪崩危険箇所が多くあり、雪崩防止施設の整備が急がれます。
雪崩予防柵(主要地方道柏崎越路線岩田地区)
主な事業箇所
主要地方道 柏崎越路線(岩田地区)
雪国の暮らしの充実に向けて
機械による除雪のほか、昭和38年から始まった消雪パイプが市街地に布設されています。また、栃尾地区では流雪溝が市街地に面的に整備され、しっかりとした管理体制のもと住民による投雪作業が行われています。
このほか、歩道除雪も近年、通学路を中心に実施延長を伸ばしています。
除雪実施状況(一般国道352号線山古志種苧原付近)
安全で快適な、人にやさしい道
交通弱者への配慮
歩行者の安全な通行を確保するため、歩道整備を進めるとともに、より快適な歩行空間を確保するため電線などの地中化整備、また、高齢者、障がい者の方々の支障となる支障となる段差の解消など、歩道のバリアフリー化の整備にも力を入れています。
歩道整備前区間の通学の様子
主な事業箇所
主要地方道長岡見附三条線 自歩道の整備
安全に利用できる道路
道路を利用される皆さんが安全に通行できるよう、道路の維持管理に力を入れています。
- 道路パトロールを実施し、路面や斜面に危険が無いよう監視しています。
- 標識、ガードレール、視線誘導標など道路付属施設の設置や修繕を行っています。
- 道路の災害復旧も迅速に対応しています。
機械による除草作業