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【長岡】「働く世代の健康づくりを応援!ヘルシー弁当を考えるワークショップ」を開催しました。
当部では、平成25年度から働く世代の健康づくりを食の面から応援するため、配達弁当業者やスーパーマーケットと協働し、ヘルシー弁当の内容について検討を重ねてきました。
このたび、ヘルシー弁当の利用がより一層促進されるよう、平成29年10月11日に、長岡地域振興局を会場に、働く世代の健康づくりを担う関係者等を対象とした「働く世代の健康づくりを応援!ヘルシー弁当を考えるワークショップ」を開催し、ヘルシー弁当の試食と意見交換を行いました。
参集者・ヘルシー弁当提供業者
参集者
健診機関・事業所・大学・市町の保健指導担当者、長岡商工会議所、栄養関係専門学校、新潟県栄養士会長岡支部、新潟県食生活改善推進委員協議会長岡地区連絡会
ヘルシー弁当提供業者
(新潟県健康づくり支援店指定店)
- 株式会社 グルメール
- 日精サービス 株式会社 食彩キッチン
- 株式会社 マルイ、株式会社 ひまわり食品
内容
説明
当部職員が「昼食(サラ飯)充実プロジェクトとヘルシー弁当の取組について」として、県の健康課題、にいがた減塩ルネサンス運動と昼食(サラ飯)充実プロジェクトの概要、平成25年度からの当部の取組等を説明しました。
続いて、ヘルシー弁当提供業者が「開発中のヘルシー弁当について」として、弁当のコンセプトや開発で工夫した点、苦労したところ等を説明しました。
左からグルメール、日精サービス、マルイ(ひまわり食品)、長岡市健康課のヘルシー弁当の説明
試食したヘルシー弁当(左からグルメール、日精サービス、マルイ(ひまわり食品)提供)
試食・グループ討議・意見交換
グループに分かれ、試食をしながらヘルシー弁当の感想を話し、その後弁当業者を交えてグループ討議を行いました。
試食とグループ討議の様子
グループ討議では、「長岡地域でヘルシー弁当の利用を促進するための取組について」をテーマに話し合いました。
グループ討議での主な意見
1 働く世代の食生活について
- 朝食抜きで昼食を外食にしている方が多いように感じる。特に独身の方は食品を選ぶ能力を身につけることが必要なのではないか。
- お昼の食事にかける金額として、コンビニで買うとなると500円では収まらないのではないか。男性は見た目とボリュームを重視する傾向があるように感じる。
- 外食や高カロリーのお弁当を買うなど、健康には良くないとわかっているが、食生活を改善できないことが多いのでは。「食べたい食事」と「健康な食事」がイコールではないように思う。
- 普段の生活の中で食事の優先順位が低い人もいると思う。学生の食事の様子を見ていると、低価格なものやカップラーメンを選んでいることが多いようで、バランスというよりは何かを口に入れる食事になってしまっている場合もあるように感じる。
- 保健指導をしていて、若い女性は食べる量が少ない方が多いと感じる。
2 働く世代の健康づくりを推進する食環境整備のための今後の取組について
- 食環境整備と普及啓発を同時に行う必要がある。
- 食べてみるとおいしいのに、「健康弁当」だと物足りなさそう等のイメージで買ってもらえないこともあるのではないか。弁当のアピール力として、見た目でいかに引きつけることができるかが大切なので、そこを工夫できると良いと思う。
- 利用促進月間のときにリーフレットを作成し、配布できるようにするといいのでは。
- 多くの方が食べる弁当を減塩にすることで、地域全体の食塩摂取量を減らすことにつながるので、弁当業者さんには努力を積み重ねて欲しい。
今後の取組について
今回のワークショップの意見を踏まえ、ヘルシー弁当の内容をさらに充実させ、11月を「ヘルシー弁当利用促進月間」として、ヘルシー弁当のPRを強化しています。この機会に、健康づくりのきっかけとして、ぜひお試しください。