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妙法育成牧場の概要
1 設置目的
県内酪農経営の発展に寄与するため、乳用雌牛の育成及び乳牛の改良増殖に関する業務を実施する。
2 沿革
- 昭和46年4月新潟県妙法育成牧場現場事務所が設置され、牧場設置を担当した農地開発機械公団から引き渡しを受けた草地、施設等の管理にあたった。
- 昭和46年10月県条例が制定され、新潟県妙法育成牧場が発足した。
- 平成5年度に条例改正され、買取方式から受託育成方式に機能変更した。
3 地勢
この地域は苗場山(標高2,145m)の北面にあり、中津川沿いに展開する河岸段丘で、なだらかな起伏をもって帯状に広がっている。標高は630~950mの範囲にあり、地質は第3紀洪積層、土壌は埴土又は埴壌土で一部火山灰土を含む。
4 気象
年間降雨量は1,950mm、年間平均気温は10.9℃、4~10月の平均気温17.3℃と農業気象的に高冷地に属している。6~7月は降雨量も多く、また、夏枯れ現象も起こらないなど牧草の生育には適しているが、11月には降雪があり、早い年で11月上旬から根雪となる。その期間は5ヵ月以上続き、積雪が4mに及ぶこともある豪雪地帯である。
5 職員数
場長 |
事務職員 | 技術職員 | 技術員 | 計 |
---|---|---|---|---|
1人 | 1人 | 2人 | 5人 | 9人 |
6 用地
総面積 | 採草地 | 放牧地 | 基地 | 樹林その他 | 道路 |
---|---|---|---|---|---|
346.1ha | 68.3ha | 101.6ha | 5.0ha | 171.2ha | 6,628m |
7 業務の概要
- 乳用雌牛の受託育成を行う。
- 乳牛の改良増殖を図るため、優良精液による人工授精及び受精卵移植を実施する。
- 収容適正頭数 180頭
- 受託条件
ア 対象牛
ホルスタイン種の雌牛でおおむね6か月齢以上
衛生検査を受け、健康で発育良好であること
イ 預託期間 おおむね18か月間
ウ 預託料 1日1頭650円
エ 受胎料
受精卵移植 13,000円
人工授精 5,500円 - 放牧地及び採草地の維持管理、サイレージ及び乾草の調製