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「忘れるな拉致 県民集会」を開催しました(令和2年11月15日)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0242064 更新日:2020年11月16日更新

忘れるな拉致 県民集会の画像1

 

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんら拉致被害者の早期帰国を願い、新潟市、新潟日報社とともに「忘れるな拉致 県民集会」を、令和2年11月15日(日曜日)、新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で開催しました。
 今回は新型コロナウイルス感染防止対策のため入場者数を約200人に制限せざるを得ませんでしたが、インターネットによる同時配信も行い、多くの皆様と拉致問題の全面解決へ向けた強い思いを共有することができました。

主催者挨拶(花角英世知事)

 本日は多くの皆さんにご参加いただき心より感謝を申し上げます。本当に長い時間が経ってしまいました。一刻も猶予がもう許されない、もう待てない、そういう思いであります。国においては、すべての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向けて、全力で取り組んでいただきたい。アメリカも含めて国際社会を巻き込んで戦略的に取り組んでいただきたいと願っています。そうした政府の取組を後押しするためにも、我々県民が声を上げ続ける、訴え続けることが極めて重要だと思っています。私も全国の知事の会としっかり連携をして声を上げ続けたい。それが政府の後押しになると思っています。

来賓挨拶(加藤勝信内閣官房長官兼拉致問題担当大臣)

 滋さんがご存命の間にめぐみさんとの再会を実現することができず、まさに痛恨の極みであります。一日千秋の思いで帰国を望んでいらっしゃる被害者の方々、ご家族の皆さんに対して、本当に忸怩たる思いで申し訳ないと思っております。
 拉致問題は菅内閣において最重要課題であります。ご家族も拉致被害者ご本人もご高齢となる中、もはや一刻の猶予もないとの認識をより深く、心に刻み込み、認定の有無にかかわらずすべての拉致被害者の1日も早い帰国実現に向けて、ご家族の皆さんに寄り添いながら、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で取り組んでまいります。

ご家族の訴え

横田早紀江さん(ビデオメッセージ)

 めぐみに会えなかったことだけが、夫にとっては非常に悔いの残ることでありましたが、助けたいという思いだけで貫いた全身全霊の行動と思いは本当にすごいと思いました。本当によく頑張ってくれたなと心から感謝しています。
 このような会を開いてご支援いただき心から感謝しております。もう喜びの会にしなければいけない時期に来ていますから、今度こそ、菅総理はじめ政府関係者には本気になって実行力を行使し、金正恩氏との対面を果たして、全ての拉致被害者を返せば日朝が良い意味で交流できる、双方が喜びにあふれるようになるということを理解してくれることを願っています。

横田哲也さん

 父の遺志を受け継いで結果を出すことが私たち家族の使命であり政府の使命であると思っています。これは一家族の問題ではなく日本国の問題です。拉致被害者は1日1日を生き延びるため、歯を食いしばって耐え抜いています。「お母さん、助けて!哲也、何やってんの!」という姉の声が聞こえます。何とかしたいが、日本政府が動くしかありません。結果を出していただきたい。私たちの望みは、全被害者の即時一括帰国以外にありません。誰1人漏らさずに同胞を取り戻すことが日本政府の使命です。

曽我ひとみさん

 89歳になる母が北朝鮮で毎日どうやって暮らしているんだろうと思うと本当に切なくなります。だけど、母には絶対に諦めてほしくありません。私たちが拉致問題解決のために一生懸命に活動していることは、絶対に母に通じていると思います。
 菅新政権のもと、これまで以上に知恵を出していただきたい。もし自分の家族が拉致され、北朝鮮に40年以上もいて日本の家族に会えないと考えると本当に心が痛むと思います。その思いを力に変えて一日も早い拉致問題解決のためにお力をお借りしたい。母と抱き合うその日まで、私もこれまで以上に一生懸命頑張ります。

大澤昭一さん

 私たちの願いは、菅総理と加藤大臣が綿密な計画と行動で、20年以上破れない北朝鮮交渉という被害者救出の"岩盤"をぜひ破壊していただきたいということです。北朝鮮には多くの日本人が生活しているので、認定・未認定にかかわらず生存している日本人を一刻も早く救出してください。政府には一刻も早く行動を進めてください。待ち続けている家族と1日も早く再会させてください。

中村クニさん

 三奈子がいなくなってからたくさんの方々から助けていただいています。皆さんのおかげで22年間過ごしてこられました。感謝の気持ちでいっぱいです。三奈子、元気でいるんだよ。きっと会えるよね。三奈子に会えるまでもう少し頑張ります。
 娘は拉致かどうか分かりませんが、娘に会えるまでどうぞよろしくお願いします。

スライド上映「滋さんを偲んで」

忘れるな拉致 県民集会画像2 

 集会の冒頭、今年6月にお亡くなりになった横田滋さん(拉致被害者の横田めぐみさんのお父様)を悼み黙とうが捧げられました。また集会の結びでは、滋さんを偲んで、在りし日のお姿をまとめたスライドが上映され、参加者の拉致問題解決への思いを一層強くしました。

 

 

 

 

 

 当日は「北朝鮮情勢と拉致問題」と題して、東京国際大学の伊豆見元教授の講演も行われました。
 また、会場ロビーにおいては、写真パネルの展示や「救う会新潟」による署名活動も行われました。
 拉致被害者を必ず取り戻すという皆さまの熱い思いが北朝鮮に届き、一刻も早く拉致被害者の皆さんが帰国する日を迎えることができるよう関係者一同願っています。

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