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「忘れるな拉致 県民集会」を開催しました(令和元年11月16日)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0242063 更新日:2019年11月18日更新

忘れるな拉致 県民集会の画像1

 

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんら拉致被害者の早期帰国を願い、令和元年11月16日(土曜日)に、新潟市、新潟日報社とともに「忘れるな拉致 県民集会」を新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で開催しました。
 当日は700人を超える方々からご来場いただき、拉致問題の全面解決へ向けた強い思いを共有することができました。誠にありがとうございました。

主催者挨拶(花角英世知事)

 大勢の皆様にご参加いただき心から感謝申し上げます。本当に長い年月が過ぎてしまいました。もはや一刻の猶予も許されません。国には、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現するべく、しっかり取り組んでいただきたい。国の背中を押すためにも、我々県民の世論の声が大切です。必ずすべての方の帰国を実現するという強い思いを持って粘り強く声を上げ続けなければならない。私自身も全国の知事の会としっかり連携を組んで訴え続けたいと思っています。

来賓挨拶(藤原崇内閣府大臣政務官)

 拉致問題は安倍内閣の最重要、最優先の課題です。正念場が続いている中、この集会を通じて皆さんの声が一層大きくなることは解決に向けた力強い後押しになります。全ての被害者の帰国実現に向け、冷静な分析のもと、あらゆるチャンスを逃すことなく全力で行動してまいります。

ご家族の訴え

横田早紀江さん(ビデオメッセージ)

 42年という長い年月、取り返すことができない。どれだけ救出活動を続けてきても何も見えない。非常に悲しい人生です。13歳の子どもが55歳になるまで全く会うことができなくなるなんて考えたこともありませんでした。こちらも年老いて80代になってしまいました。元気でいてくれると私たちはみんな信じていますので、政府は本気で動いていただきたい。みんなと一緒に、めぐみが無事に帰ってくる日、喜べる日が来ることを祈っています。

横田哲也さん

 数えきれない苦しみや悲しみが思い出されます。私には姉の「助けて」という声が聞こえます。拉致被害者全員を一人残さず、この日本の地を踏ませる日まで活動するのが家族であり、私たち日本国民の責務だと思っておりますので、ぜひ大きな力をこれからもよろしくお願いいたします。皆さまの力をお借りしたい!姉を助けてください!

曽我ひとみさん

 私の母も今年で米寿(88歳)を迎え、本当に時間がありません。拉致被害者の方々のことを思うと、いても立ってもいられない気持ちになることが最近とても多くなりました。被害者は何も悪いことをしていません。帰りを待つ家族も大変苦しい思いで毎日を過ごしています。こんな日が一日でも早く終わり、みんなが楽しい時間を過ごせるよう、皆さまの力をお借りしたい。私も一生懸命頑張りたい。

大澤昭一さん

 83歳になり、昨年から体の変調が感じられたため、特定失踪者家族会の会長を辞し、今は県内で弟・孝司の救出活動をしています。国連の調査では100人以上の日本人が拉致されたとされており、実際には多くの被害者がいるのではないでしょうか。首相が北朝鮮に行く時は、生きている日本人を全て一緒に連れて帰ってきていただきたい。それが私たち特定失踪者家族の願いです。

中村クニさん

 娘の足取りが途絶えた韓国に何度も足を運んできたが情報は出てきません。昨年11月には南北の国境近くにある統一展望台から北朝鮮を眺め、渡り鳥の群れを見て、自分が鳥だったらなと思いながら、娘がいるかもしれない北朝鮮の方に向かって大きな声で呼びかけてきました。一刻も早く被害者が家族のもとに帰ってこられますよう、皆さまからも声を上げていただき、政府もしっかり応えていただきたい。

ミニコンサート

忘れるな拉致 県民集会画像2 

 県民集会では、新潟市ジュニア合唱団によるミニコンサートもあり、中高生約40人が、美しく優しい歌声を響かせました。まず、めぐみさんが中学一年生の合唱コンクールで同級生と歌った「翼をください」、続いて、「おぼろ月夜」を披露してくださいました。
 最後に会場の全員で早期解決の祈りを込め、「ふるさと」を歌いました。

 

 

 

 

 

 

 

 当日は「北朝鮮情勢と拉致問題」と題して、東京国際大学の伊豆見元教授の講演も行われました。
 また、会場ロビーにおいては、写真パネルの展示や上越教育大学が取り組んでいる拉致問題啓発セミナーの紹介展示が行われました。「救う会新潟」による署名活動も行われ、来場されたたくさんの方々のご協力をいただきました。
 拉致被害者を必ず取り戻すという皆さまの熱い思いが北朝鮮に届き、一刻も早く拉致被害者の皆さんが帰国する日を迎えることができるよう関係者一同願っています。

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