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乳幼児突然死症候群(SIDS)について
乳幼児突然死症候群(SIDS)とは
睡眠中に赤ちゃんが死亡する乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)という病気があります。
乳幼児突然死症候群(SIDS)は、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気です。
- 12月以降の冬期に発症する傾向が高いことから、厚生労働省は平成11年度から毎年11月を乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間としています。
- 令和3年には全国で81名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第3位となっています。
令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | |
---|---|---|---|
全 国 | 78人 | 92人 | 81人 |
新潟県 | 0人 | 2人 | 0人 |
乳幼児突然死症候群のリスクを下げるために
乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因はまだはっきり分かっていません。
しかし、次の3つを守ることで発症の可能性を小さくできるということが、これまでの研究で明らかになっています。
(1)1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
うつぶせに寝かせたときの方が、あおむけ寝の場合に比べてSIDSの発症率が高いと報告されています。医学上の理由でうつぶせ寝をすすめられている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせるようにしましょう。
また、なるべく赤ちゃんを一人にしないことや、寝かせ方に対する配慮をすることは、窒息や誤飲、けがなどの事故を未然に防ぐことになります。
(2)たばこはやめましょう
たばこは、SIDS発生の大きな危険因子です。平成9年の研究では両親の喫煙により3.0~4.8倍多く発生すると報告されています。
また、妊娠中の喫煙は、おなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にもよくない影響を及ぼします。
妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。
(3)できるだけ母乳で育てましょう
母乳で育てられている赤ちゃんは、人工乳(粉ミルク)で育てられている赤ちゃんと比べてSIDSの発症率が低いと報告されています。
人工乳がSIDSを引き起こすわけではありませんが、赤ちゃんが、よろこんで飲み、体重が順調に増えているなら、できるだけ母乳を与えましょう。
※ただし、医学上の理由等で人工乳(粉ミルク)の方が適している場合もありますので、周囲の方はご理解をお願いします。
厚生労働省(啓発用リーフレット) [PDFファイル/353KB]
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厚生労働省ホームページ<外部リンク>
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