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【柏崎】4年ぶりに開催 幻想的な雰囲気漂う「狐の夜祭り」
秋風とともに、柏崎市高柳町栃ヶ原集落に「狐の夜祭り」が帰ってきました。
10月9日、台風や新型コロナウイルスの影響で3年間中止となっていた「狐の夜祭り」が4年ぶりに開催され、地元の栃ヶ原集落に伝わる「藤五郎狐」をモチーフに栃原神社(栃ヶ原)を出発し、終点の県立こども自然王国(高尾)までの約3.9kmを提灯行列が練り歩きました。白装束に狐の面をかぶり、真っ暗な山道に笛の音を響かせながら夜道を歩く姿は幻想的で、薄暗い提灯の灯りが一層、雰囲気を際立たせていました。
また、恒例の畳一畳ほどの「大油揚げづくり」も行われ、生地づくりから揚げる作業まで全て地元の方々が行い、最後の揚げ作業は、失敗できないという緊張感がひしひしと伝わってきました。
油揚げは提灯行列とともに終点の県立こども自然王国へ運ばれて見物客へ振舞われ、あっという間に無くなりました。
夜祭りの最後には、実行委員会の中心的グループ「ゆめおいびと」が音楽から振り付けまで考えた「きつねの踊り」も披露され、幻想的な一夜となりました。
また、この日は、狐の夜祭りにあわせて、栃原神社前の地すべり対策施設「栃ヶ原地すべり集水井(しゅうすいせい)」について、地域整備部の職員が、夜祭りの見物客に解説を行いました。当該施設は、令和元年に国の登録有形文化財(建造物)に登録された施設で、認知度向上を図るべく実施されました。昨年の11月には集水井の地下水を利用したテントサウナ体験会というユニークな取り組みも行われました。
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