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新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和7年第15週
令和7年第15週:4月7日から4月13日まで
感染症情報(週報速報版)データ
今週の感染症情報(週報速報版)については下記PDFファイルを御覧ください。
5類感染症定点把握対象疾患報告数 [Excelファイル/26KB]
地域機関名の表示は届出のあった「医療機関の所在地」ですので、御注意ください。
今週のトピック
◎感染症の発生状況把握に係る調査方法が変更されました。
●定点医療機関数の変更を行いました。
○感染症サーベイランスの効率化及び保健所管内ごとの定点医療機関数のばらつきの是正等
のため、国から定点医療機関数の変更の方針が示されました。
○本県も国方針に従い、令和7年4月7日から内科定点医療機関を 26 か所、小児科定点医療
機関を 29 か所に変更しました。
(令和6年度内科定点医療機関 31 か所、小児科定点医療機関 55 か所)
●症状に着眼した急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスが開始されました。(参考資料1参照)
○国は感染症法を改正し、令和7年4月7日から急性呼吸器感染症(以下「ARI」という。) を
感染症法上の5類感染症に追加し、定点報告の対象としました。
○ARI サーベイランスは、ARI の発生の傾向(トレンド)や水準(レベル)を踏まえ、流行中の
呼吸器感染症を把握すること、新興・再興感染症が発生し増加し始めた場合に迅速に探知する
ことを目的に令和7年4月7日から全国一斉に開始されました。
○ARI サーベイランスでは咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか1つ以上の症状があり、
発症から10日以内の急性的な症状で、かつ医師が感染症を疑う症例の件数を集 計します。
○ARI が5類感染症に追加されることに伴う、就業制限や登校制限等の行動制約はありません。
○ARI サーベイランスが開始されることに伴う、診察に係る追加の費用負担はありません。
◆基本的な感染対策をお願いします。
○うがい・手洗いの励行や咳エチケットなどの基本的な感染対策を心掛けましょう。
○発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えてください。
○やむを得ず外出される場合にはマスクを着用するとともに、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
◆百日咳に注意しましょう。(別紙1参照)
○今週の報告件数は118件で、令和7年累計報告件数は第15週時点で553件(令和7年4月15日 時点集計)
となり、県内過去最多であった令和元年の報告件数(499件)を超え県内過去最多 となりました。
○10歳代前半の患者報告数が特に多くなっています。
○学校での感染や家庭内感染事例も報告されています。
○百日咳は、百日咳菌という病原菌によって起こされる感染症です。
○患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原菌によって感染します(飛沫感染)。
○飛沫感染予防のため、手洗い、うがい、咳エチケットを心がけましょう。
※有効な予防法は予防接種であり、予防接種法に基づく定期接種が乳幼児期に行われています。
警報を発令している疾患
全県に警報を発令している疾病:なし
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
○咽頭結膜熱(警報基準3):魚沼、村上
○A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条、魚沼
○伝染性紅斑(警報基準2):新潟市、糸魚川、村上、上越
○急性出血性結膜炎(警報基準1):三条
関連リンク
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