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内山 博登 代表取締役 / 有限会社 内山農産
| 所在地 | 上越市小泉 |
| 経営規模 | 水稲57ha(うち有機栽培10ha)、 加工品(漬物、餅、みそ) |
| 構成員 | 3名 |
| 従事者 | 5名(役員3名、常時雇用者2名) |
| ホームページ | https://uchiyama-nosan.com/5reason/index.html |
Q 個人農家から法人化した経緯を教えてください。
【苗代と米の乾燥貯蔵施設】
当家は代々米農家だったのですが、以前はきのこの会社を経営していました。2002年にこの先は、米の収益が見込めると考えて、農業法人を設立して現在に至ります。設立当初は父が代表を務めていましたが、2022年に代表を交代し、私が代表となって3年目になります。
代表を交代したときは、自分が作業面・経営面とも取り仕切ることになって、とても大変でしたが、様々な方の支えがあって乗り越えることができました。その時、会社経営のノウハウを学びました。
Q 有機栽培や様々な加工品製造に取り組まれていますが経営状況などを教えてください。また苦労などはありますか。
【有機栽培ほ場の機械除草の様子】
水稲面積57haのうち10haで有機栽培を行っています。減農薬・減化学肥料栽培(特別栽培農産物)も栽培しており、個人のお客さんには特栽米を販売しています。
有機栽培は手間がかかりますが、作業はみんなでやります。アイガモロボットやぼかし肥、布マルチ等、父がアイデアを持ってきて、一通り世間で認知されている手法は試しました。墨汁をまいたこともありました(笑)。
雑草対策が一番大変ですが、今は結局、機械除草がメインになっています。種を落とす雑草の多いところは手取りで対応しています。田植が終わったらすぐチェーン除草を行い、その後、機械で除草します。6月はベテランがほとんど除草作業に追われます。シルバーさんたちも雇って何とか対応しています。
加工品の製造は母の夢だったということもあり、事業を始めました。現在はみそや漬物、餅の加工を行っています。11月の終わりから大根の酢漬けの加工、12月からは餅づくりを始めます。加工に関しては若手従業員と母で行っています。最近は母がいなくても作業が回せるようにできています。母は雪下野菜の栽培や加工品の販売も行っています。
Q 若い従業員の方が勤務されていますが、従業員の人材育成や通年雇用のための取組について教えてください。
【若手従業員の方の田植作業】
自分が知っている知識や技術は全力で教えるスタンスでいます。一方で、職員からの要望はできるだけ聞き入れるようにし、職員に寄り添う姿勢でいるようにしています。導入コストにもよりますが、導入しやすい事柄があれば相談に乗るように心掛けています。
また、社員が報連相のしやすく、ベテランの意見も聞きつつ若手の意見も聞けるような会社の雰囲気づくりを大切にしています。従業員同士の仲もいいです。
25歳(入社5年目)と23歳(入社3年目)の若手従業員がいますが、2人とも新潟県農業大学校の出身です。2人ともチャレンジ精神が旺盛で、積極的に業務に臨んでいます。2人がチャレンジしようとしているときは、私も2人の背中を押していくよう心掛けています。
通年雇用のために賞与制度、有給制度を設けています。
賞与については役員3名に税理士を交え、相談して決めています。個人面談も行いたいなと思っています。これは喫緊の課題ですね。
基本的には日曜が休みで、有給制度もあるのですが、農繁期の取得は作業上厳しいため、農閑期は積極的に取るようにしてもらっています。
今後、若手従業員が家庭を持つと考えると、経済面、家庭と仕事の両立面でもお金と休みは大切だと考えています。今後も従業員の状況に応じて、例えば育児休暇など新しい仕組みの導入も考えています。
Q これからの展望や夢を教えてください。
【有限会社 内山農産の皆さん】
特に大きなことにチャレンジしようとは考えてはいないのですが、若い従業員の提案してくれることが実を結んで、それがさらに上の段階に上がっていければいいなと思っています。先は見えないけども、経営の安定化がゴール。
また、従業員を大切にして、協力して会社を盛り上げていきたいと思います。仕事ができるよう人材を育成して、従業員が働きやすい環境を提供することを心掛けていきたいし、そのような取組の結果は会社に還元されると思っています。会社をみんなで持続させ、みんなが頑張ってくれた成果を共有して、社内全体で幸せを享受していきたいです。






