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吉川区農業の要~岩堰用水
吉川区農業の要~岩堰用水
2015年01月21日
岩堰用水風景
岩堰用水は上越市吉川区の144ヘクタール田を潤している農業水利施設です。歴史はとても古く、今から約400年前の「越後国頚城郡絵図」にも描かれています。現在も吉川区の農業にかかせない重要な施設になっています。 地域の農業は、水稲中心で水田単作地帯であり、管内においては、国営・県営・団体営の圃場整備事業を契機に一集落一農場方式の農事組合法人が11組織設立されており、経費並びに労力節減などに取り組み、低コスト農業を実践しています。なかでも、特筆すべきは国営農地再編整備事業頚城北部地区の事業実施を契機に「農事組合法人竹直生産組合」が1997年に新潟県第1号の特定農業法人として認定されています。
岩堰用水風景
吉川を語るうえで、「日本酒」という日本民族の食文化を忘れることはできません。「米・水・技」の酒造りと杜氏の技を地域の誇りとして情報発信するために、平成10年に第1回目となる「越後よしかわ酒まつり」を開催しました。毎年全国から200銘酒の効き酒を行い、各地から多くの参加者を集め上越市となった現在も続いています。さらに、平成13年には資料展示と関連商品の販売も兼ね、製造工程を公開する形の新しい酒蔵「よしかわ杜氏の郷」をオープンさせて、伝統の技を継承するとともに新しい商品の開発、情報の発信にも積極的に取り組んでいます。南魚沼と比肩するコシヒカリの産地といわれ有名ですが、新潟で一番の酒造好適米「五百万石」の産地としても有名です。