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(農)ふぁーむ大地

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0620929 更新日:2023年11月13日更新

(農)ふぁーむ大地 松本祐一代表

(農)ふぁーむ大地  松本 祐一 代表理事
所在地 上越市頸城区大谷内
法人構成 3戸により構成、従業員16名(臨時雇用含む)
経営概要 水稲85ha 大豆14.7 ha 施設園芸(小ねぎ、小松菜)0.15 ha 味噌加工
その他 令和3年度には新潟県農業経営体等表彰「働き方改革の部」知事賞を受賞

Q 経営発展に向けて取り組んでいることを教えてください   

ほ場管理システムを操作する松本代表 
​【ほ場管理システムを操作する松本代表】

 我社では近年デジタル技術の導入に力を入れています。

 経営規模が100haを超え、多くの従業員を抱える中で、デジタル技術を活用し、ほ場の栽培管理状況を見える化して共有化することにより、栽培管理の最適化を図るとともに、従業員同士で作業をカバーできる体制づくりを進めています。

 このため、ほ場データ管理システムを導入し、全ての従業員が作業の進捗状況をパソコンやスマートファンで確認できるようにしています。                    

 令和5年からは、衛星画像を活用したAI生育診断システムを稲作で導入し、可変施肥田植機や作業適期(穂肥施用・収穫作業)の判定に活用しています。また、ドローンを導入し、防除や穂肥散布を行いました。猛暑の中でも穂肥をしっかり散布することができ、安定収量の確保ができたので導入効果を実感しています。

 デジタル技術は作業の効率化に貢献することに加え、若い従業員のモチベーションの向上につながると考えており、積極的に取り入れています。

 → Point!
   デジタル技術を活用し、作業の効率化を図るとともに従業員の
モチベーションをアップ!

Q 御社の人材育成や働き方改革の取組について教えてください

 やりがいをもってもらうために、様々な分野の仕事を任せるようにしています。

 毎年、作業担当表を従業員と話し合いながら作り、各作業に責任者、副責任者を割り当てています。先ほどお話ししたドローンも若い二人が免許をとって担当しています。二人とも責任感をもってよくやり遂げてくれました。

 あわせて、従業員の意見をよく聞くようにしています。若い人からどんどん作業改善のアイディアがでるので、一つ一つを大切にしています。

 また、若い人が働きやすい環境にするために、会社のオリジナルカレンダーを作って、休日を明確にし、計画的に休みを取れるようにしています。基本は土曜の半日と日曜日が休みです。お盆の時期には、県外に帰省する従業員もいるので、お互いカバーできるように体制を整備しています。

 「水稲部門の従業員の皆さん」
  【水稲部門の従業員の皆さん】          

  「園芸部門の従業員の皆さん」
【園芸部門の従業員の皆さん】

 私は、「人材は宝」だと思っています。やっぱり若い人に頑張ってもらうことが大事だと思いますし、若い従業員が頑張っているからこそ、今のふぁーむ大地があると考えています。

 経験を重ねることで、自ら考えて仕事ができるようになってきます。だから、若い人には長く農業を続けてもらいたいですね。

 → Point!
  仕事を任せる! 意見を聞く! 計画的な休日が取れる体制整備!

Q 今後の展望について教えてください

 水稲は今後も面積が拡大していくと思いますので、さらにデジタル技術を活用して作業の効率化を図り、データに基づく栽培管理体制を整え、人や農地の受け皿として安定的な農業経営を進めていきたいと考えています。

 

 

*取材を終えて~ちょっこっと感想

                             事務
【事務所入り口に置かれている豆菓子】

 事務所の入り口に豆菓子が一袋100円で販売されていました。自社の大豆を委託加工して、美味しいお菓子に変身したものです。​ 

 近所の人にも大好評で、事務所まで買いに来るそうです。また従業員の休憩時間のおやつにも食べられていて、喜ばれていました。どことなく暖かい雰囲気を感じました。小さな豆菓子ですが、人をつないだり雰囲気づくりにはとても役に立っていると感じました。

 松本社長、ありがとうございました。


                           

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