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【上越】感染性胃腸炎(ノロウイルス)について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0046423 更新日:2019年3月29日更新

感染性胃腸炎(ノロウイルス)について の画像

 感染性胃腸炎は、例年、冬季に流行する疾患です。今シーズン、上越地域では既に学校や社会福祉施設等での集団発生が報告されています。
 個人でできる感染予防と併せ家庭内や人が集まる場所での感染拡大防止に注意しましょう。

ノロウイルスの特徴は

  • ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、年間を通じて発生していますが、特に冬季に流行します。
  • ノロウイルスは、手指や食品などを介して経口で感染し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、乳幼児や高齢者などでは重症化したり、吐物を誤って気道に詰まらせてしまうことがあります。
  • ノロウイルスについてはワクチンがなく、治療は対症療法に限られてしまうため、予防が大切です。

感染ルートは主に5つです

ほとんどが経口感染で、次のような感染様式があると考えられています。

  1. 患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐物から、人の手などを介して二次感染した場合
  2. 家庭や共同生活施設など、ヒト同士の接触する機会が多いところでヒトからヒトへ飛沫感染等直接感染する場合
  3. 食品取扱者が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合
  4. 汚染されていた二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
  5. ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合

こんな症状がでます

ノロウイルスに感染すると次のような症状がでます(潜伏期間は1~2日間)。

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 発熱(軽度)

注意点

  • 通常は2~3日間で回復しますが、乳幼児や高齢者などの抵抗力の弱い方は重症になる場合もありますので、早めに医療機関を受診してください。
  • ノロウイルスに感染しても症状が出ない場合がありますが、その場合でも発症者と同様に便からウイルスが排出されます。また、症状が治まっても便からのウイルス排出が1ヶ月以上続く場合がありますので、排便後の手洗いは十分行ってください。

予防・感染拡大防止のために次のことを徹底しましょう

  1. 1.手洗い
    トイレ後、調理前などに、流水と石けんで手を洗いましょう。2度洗いが効果的です。
    手洗いの手順(厚生労働省作成リーフレット)[PDFファイル/571KB]
  2. 加熱
    二枚貝などのノロウイルスによる汚染の恐れがある食品は、中心部を85℃、1分間以上加熱しましょう。
  3. 食品取扱者の健康管理
    下痢や嘔吐などの胃腸炎症状があるときは、直接食品に触れないようにしましょう。
  4. 調理器具の使い分けと消毒
    調理器具は食材・用途ごとに使い分け、使用後は洗浄・消毒を徹底しましょう。
  5. 汚物処理
    ウイルスの飛散を防ぐため、注意して嘔吐物、ふん便を処理しましょう。
    汚染された場所を消毒する際は、塩素系漂白剤を用いましょう。

予防・感染拡大防止のために次のことを徹底しましょうの画像

流行しやすい冬季のイベント開催時には注意が必要です

  1. 地域の流行状況を把握し、イベントの内容や留意点などを十分検討した上で開催しましょう。
  2. 流行時期は、調理実習などの食べ物を扱う内容は控えましょう。
  3. 開始前にイベント参加者の健康確認を行い、体調不良者の参加を見合わせると共に、イベント中や終了後に体調不良者が出た場合は、主催者への連絡を徹底しましょう。
  4. 調理前、食事・おやつの前、集合遊びの前後、トイレの後などには、石けんと流水で十分な手洗いを行いましょう。
  5. 嘔吐があった時の処理道具(※)を準備し、手順を確認しておきましょう。
  6. イベント参加者の集団感染が疑われる場合は、早めに保健所等に相談してください。

※処理道具例
 使い捨てマスク、使い捨て手袋、使い捨てエプロン、ペーパータオル、新聞紙、ぞうきん、ビニール袋、バケツ、消毒液(塩素系漂白剤)

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