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【上越】循環式浴槽を利用している営業者の皆さんへ

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0046326 更新日:2023年1月4日更新

レジオネラ症の発生を防止するため、徹底した衛生管理が必要です。

ポイント1 水質基準に適合するよう浴槽水を取り替え、浴槽の清掃と消毒を徹底する
ポイント2 水質基準に適合するよう循環ろ過装置を消毒し、内部の汚れを排出する
ポイント3 水質基準に適合するよう循環配管内の汚れを除去する
ポイント4 集毛器に清掃を徹底する
ポイント5 管理状況の記録と水質検査の結果を3年間保管する

衛生管理チェックポイント

施設・機器 管理項目
(1)貯湯槽

貯湯槽を設置する場合、下記の方法により管理すること。

  1. 貯湯槽内の湯を60度以上に保つこと。ただし、これにより難い場合は貯湯槽内の湯を塩素その他の方法により消毒すること。
  2. 貯湯槽内の汚れの状況を定期的に点検し、1年に1回以上清掃し消毒すること。

(注)レジオネラ属菌は、60度以上では死滅するとされている。

(2)浴槽水 循環ろ過装置なし
  1. 水質基準に適合させること。
  2. 1日に1回以上完全に取り替えること。
  3. 1年に1回以上浴槽水の自主検査を行うこと。

<検査項目及び基準>

  • 濁度:5度以下(温泉水等には適用されない。)
  • 全有機炭素:8mg/L以下、又は過マンガン酸カリウム消費量:25mg/L以下(温泉水等には適用されない。)
  • 大腸菌:1個/mL以下
  • レジオネラ属菌:検出されないこと
循環ろ過装置あり
  1. 水質基準に適合させること。
  2. おおむね2週間に1回以上完全に取り替えること。
  3. 塩素又はその他の方法により消毒すること。
  4. 6か月に1回以上浴槽水の自主検査を行うこと。ただし、次に該当する場合は2か月に1回以上浴槽水の自主検査を行うこと。
  • 1週間に1回以上完全に取り替えていない場合
  • 気泡発生装置(ジャグジー)やジェット噴射装置等を使用している浴槽で、1日に1回以上完全に取り替えていない場合

​<検査項目及び基準>

 

  • 濁度:5度以下(温泉水等には適用されない。)
  • 全有機炭素:8mg/L以下、又は過マンガン酸カリウム消費量:25mg/L以下(温泉水等には適用されない。)
  • 大腸菌:1個/mL以下
  • レジオネラ属菌:検出されないこと
(3)浴槽

循環ろ過装置なし
1日1回以上清掃し、消毒すること。

循環ろ過装置あり
おおむね2週間に1回以上清掃、消毒すること。
(注)2週間に1回行えば良いものではなく、水質基準の適合するよう行うこと。

(4)循環ろ過装置 循環ろ過装置あり
  1. 浴槽の容量に応じた十分なろ過能力を有するものであること。
  2. おおむね2週間に1回以上消毒し、装置内の汚れを排出すること。
(注)2週間に1回行えば良いものではなく、水質基準に適合するよう行うこと。
(5)循環配管 循環ろ過装置あり
  1. おおむね2週間に1回以上消毒すること。
  2. 1年に1回以上配管内に付着した生物膜等の汚れを除去すること。
(注)2週間(1年)に1回行えば良いものではなく、水質基準に適合するよう行うこと。
(6)集毛器(ヘアーキャッチャー) 循環ろ過装置あり
  1. 浴槽水が循環ろ過装置に入る前の位置に設置すること。
  2. 1日1回以上清掃すること。
(7)オーバーフロー水回収槽 循環ろ過装置あり
あふれた湯水(オーバーフロー水)を回収し、再び浴用に使用しない構造であること。
(8)打たせ湯・シャワー

原湯又は原水を用いる構造であること。

(注)「原湯又は原水」とは、浴槽内の湯又は水を再利用せずに用いるものをいう。

(9)気泡発生装置など 気泡発生装置やジェット噴射装置など空気中に微細な粒子を発生させる設備を設置する場合、空気取入口から土埃が浴槽内に入らない構造とすること。
(10)管理 次の衛生措置状況を記録し、3年間保管すること。
  1. 貯湯槽の管理
  2. 浴槽水の水質
  3. 浴槽水の管理
  4. 浴槽の管理
  5. 循環ろ過装置の管理
  6. 循環配管の管理
  7. 集毛器の管理
(11)責任者

入浴施設の維持管理を適正に行うため、営業施設ごとに責任者を置くこと。

(注)営業者が自ら責任者となる場合は、従業員から責任者を選任する必要はない。

汚染防止のための施設・機器管理のチェックポイント

施設・機器 問題点 対処方法
貯湯タンク 貯湯タンクの中や配管内では、湯の滞留時間が長くなるため、低い水温ではレジオネラ属菌が繁殖しやすい環境となります。
  • タンク内の湯を常に60度以上に保つ。
  • タンク内に湯を滞留させない。
循環ろ過装置

レジオネラ属菌は、循環ろ過装置内でアメーバなどに寄生し増殖します。

また、浴槽や配管の内壁でもぬめり(生物膜)ができやすく、レジオネラ属菌の定着につながります。

  • 2週間に1回以上、循環ろ過装置の清掃及び消毒を徹底する。
  • 2週間に1回以上、逆洗して汚れを排出する。
  • ヘアーキャッチャーを設置し、毎日清掃する。
気泡発生装置・ジェット噴射装置・打たせ湯・シャワー等 気泡発生装置(ジャグジー)・ジェット噴射装置、打たせ湯、シャワーなどはエアロゾルを発生します。
  • 打たせ湯やシャワーに使用する湯水には、浴槽水を再利用しない。
  • 空気取入口から土ぼこりやレジオネラ属菌が入らないように対策する。
露天風呂 露天風呂は外界と接しているため、レジオネラ属菌に汚染される機会が多くあります。
  • 露天風呂の湯が配管を通じて内湯に混じらないようにする。
  • 洗い場を設けない。
  • 満杯の状態を保ち、お湯をあふれさせ浮遊物等を除去し、清潔を保つ。

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