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【上越】循環式浴槽を利用している営業者の皆さんへ
レジオネラ症の発生を防止するため、徹底した衛生管理が必要です。
ポイント1 水質基準に適合するよう浴槽水を取り替え、浴槽の清掃と消毒を徹底する
ポイント2 水質基準に適合するよう循環ろ過装置を消毒し、内部の汚れを排出する
ポイント3 水質基準に適合するよう循環配管内の汚れを除去する
ポイント4 集毛器に清掃を徹底する
ポイント5 管理状況の記録と水質検査の結果を3年間保管する
衛生管理チェックポイント
施設・機器 | 管理項目 |
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(1)貯湯槽 |
貯湯槽を設置する場合、下記の方法により管理すること。
(注)レジオネラ属菌は、60度以上では死滅するとされている。 |
(2)浴槽水 | 循環ろ過装置なし
<検査項目及び基準>
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循環ろ過装置あり
<検査項目及び基準>
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(3)浴槽 |
循環ろ過装置なし 循環ろ過装置あり |
(4)循環ろ過装置 | 循環ろ過装置あり
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(5)循環配管 | 循環ろ過装置あり
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(6)集毛器(ヘアーキャッチャー) | 循環ろ過装置あり
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(7)オーバーフロー水回収槽 | 循環ろ過装置あり あふれた湯水(オーバーフロー水)を回収し、再び浴用に使用しない構造であること。 |
(8)打たせ湯・シャワー |
原湯又は原水を用いる構造であること。 (注)「原湯又は原水」とは、浴槽内の湯又は水を再利用せずに用いるものをいう。 |
(9)気泡発生装置など | 気泡発生装置やジェット噴射装置など空気中に微細な粒子を発生させる設備を設置する場合、空気取入口から土埃が浴槽内に入らない構造とすること。 |
(10)管理 | 次の衛生措置状況を記録し、3年間保管すること。
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(11)責任者 |
入浴施設の維持管理を適正に行うため、営業施設ごとに責任者を置くこと。 (注)営業者が自ら責任者となる場合は、従業員から責任者を選任する必要はない。 |
汚染防止のための施設・機器管理のチェックポイント
施設・機器 | 問題点 | 対処方法 |
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貯湯タンク | 貯湯タンクの中や配管内では、湯の滞留時間が長くなるため、低い水温ではレジオネラ属菌が繁殖しやすい環境となります。 |
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循環ろ過装置 |
レジオネラ属菌は、循環ろ過装置内でアメーバなどに寄生し増殖します。 また、浴槽や配管の内壁でもぬめり(生物膜)ができやすく、レジオネラ属菌の定着につながります。 |
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気泡発生装置・ジェット噴射装置・打たせ湯・シャワー等 | 気泡発生装置(ジャグジー)・ジェット噴射装置、打たせ湯、シャワーなどはエアロゾルを発生します。 |
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露天風呂 | 露天風呂は外界と接しているため、レジオネラ属菌に汚染される機会が多くあります。 |
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