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【糸魚川】姫川港の概要を紹介します
姫川港の概要
姫川港(平成29年3月撮影)
「姫川港」は新潟県の西南端に位置し、一級河川姫川河口の右岸に隣接している地方港湾です。周辺地域で産出される良質な石灰石を利用したセメント工業と共に発展してきました。
昭和40年に港湾整備に着手し、昭和48年の西埠頭2号岸壁完成により開港が宣言されました。その後、整備により貨物取扱量が増加したことから、1万トン船舶にも対応できるよう、平成14年度から西埠頭に水深10m岸壁の供用を開始しています。
その効果により、平成16年には取扱貨物量が過去最高の568万トンに達したことから、平成20年3月には、1万8千トンの大型船舶に対応する水深11m岸壁の整備も含め港湾計画を改訂し、現在は、水深10m岸壁や泊地の整備を着実に進めています。
また、平成15年4月には、リサイクル施設の立地等に対応した産業廃棄物の物流ネットワークの拠点となる、リサイクルポートに地方港湾として唯一指定され、多くの貨物を受け入れており、姫川港の役割はさらに大きなものとなっています。
姫川港を中心としたリサイクルの流れ[PDFファイル/87KB]
姫川港に停泊する船舶
地勢・交通
姫川港は重要港湾直江津港と国際拠点港湾伏木富山港との中間点にあり、周りには北陸自動車道、国道8号、国道148号や北陸新幹線、JR大糸線、えちごトキめき鉄道の交通ネットワークが形成されています。そのため、新潟・長野・富山県の経済的接点として大きな役割を果たしています。
また、地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」が実現すると、長野県中信地域の海の玄関口としての役割も期待されています。
姫川港の沿革
昭和40年9月1日 | 「姫川港」として第2次港湾整備5箇年計画に基づく西防波堤建設及び内陸掘込みの起工式を挙行 |
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昭和48年9月30日 | 開港宣言(西埠頭2号岸壁完成) |
昭和62年3月 | 中央5号岸壁供用開始(水深9.0m、旧基準の1万トン対応) |
昭和62年3月 | 西防波堤完成(L=1,090m) |
平成2年11月 | 防波堤(沖)着工 |
平成8年10月11日 | セメント第2船積設備完成 |
平成8年 | 年間取扱貨物量372万トンに達する(既定計画360万トン) |
平成10年2月5日 | 港湾計画改訂(計画取扱量520万トン)(入港最大標準船舶1万トン級) |
平成11年3月3日 | 累計取扱貨物量5,000万トン達成 |
平成14年2月12日 | 西埠頭1号耐震岸壁完成 |
平成15年4月23日 | 総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)に指定 |
平成15年6月3日 | 開港30周年記念式典を挙行 |
平成16年10月 | 防波堤(西)が完成 |
平成16年12月31日 | 年間取扱貨物量568万トンに達する |
平成17年 | ポート・オブ・ザ・イヤー2005を受賞 |
平成20年3月 | 港湾計画改訂(計画取扱量680万トン)(入港最大標準船舶1.8万トン級) |
平成21年8月20日 | 関税法上の「開港」指定 |
平成22年7月30日 | 植物防疫法上の「植物防疫港」指定 |
平成25年5月27日 | 開港40周年記念式典を挙行 |
平成27年2月 | 港湾計画軽易な変更(東埠頭地区小型船だまり等) |
ポートオブザイヤー2005 姫川港シンボルマーク
ポートオブザイヤー2005受賞表彰状
姫川港の変遷
昭和49年11月撮影
開港宣言から1年。中央埠頭の泊地浚渫工事が始まりました。
平成元年12月撮影
平成2年より沖防波堤に工事着手されました。
平成20年11月撮影
防波堤(西)の整備が完了し、護岸(防波)の整備に着手していました。
平成30年4月撮影
護岸(防波)の整備が完成し、現在は岸壁及び泊地の整備を進めています。
利用状況
昭和62年に供用開始した中央5号岸壁。アンローダーにて石炭の荷卸しやシップローダーにて石灰石の積込みを行います。
大型船舶対応の耐震化された西埠頭岸壁。平成14年から供用開始しています。ローリングガーダーにてセメントを積込む様子です。
姫川港の貨物取扱量の推移
このページに関するお問い合わせは
糸魚川地域振興局地域整備部港湾課
〒 941-0052 糸魚川市南押上1-15-1
電話: 025-553-1976(直通)
ファクシミリ: 025-552-9674
電子メール: ngt112050@pref.niigata.lg.jp
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