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柏崎刈羽原子力発電所5号機の起動試験結果について技術委員会座長からコメントをいただきました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0043293 更新日:2011年2月7日更新

 柏崎刈羽原子力発電所5号機の起動試験結果について、技術委員会電子会議室で議論していただいてきましたが、本日、鈴木賢治座長(新潟大学人文社会・教育科学系教授)から、これまでの電子会議室における確認状況等を踏まえ、別紙のとおり「今後、5号機が営業運転に移行する上で特段問題とすべき点はない」との評価をいただきましたのでお知らせします。
 県としては、東京電力に対して、引き続き、品質保証活動を通じて不適合の管理を徹底するとともに、安全・安心を第一とした慎重な運転・監視を行うよう求めました。


鈴木賢治座長コメント
 5号機起動試験の実施状況については、「設備健全性、耐震安全性に関する小委員会」において、各出力段階の運転状態や試験中に発生した不適合等が詳細に議論され、技術委員会としては、最終の評価結果を電子会議室で確認してきたところであるが、いずれにおいても安全上の問題を指摘する意見はなかったことから、技術委員会座長として、5号機起動試験の評価結果を以下のとおり総括する。

  1. 起動試験の結果について
     原子炉起動後の点検や試験の結果及び各出力段階における主要パラメータの測定値は、判定基準や地震前データとの比較において、安全上特に問題とすべき点はなく、地震による設備への影響は認められない。
  2. 起動試験中に発生した不適合について
     今回の起動試験では62件の不適合が確認されているが、いずれも通常の保全作業において確認されるような軽微な事象であり、プラントの安全性に影響を及ぼすものではないと考える。
     一方、点検周期を超過した機器が確認された問題について、5号機においても未点検の機器があったものの、いずれもこの間に点検を完了しており、現時点において設備の安全上の観点からは問題はないと考えられる。技術委員会としては、品質管理上、重要な事項であり、今後、他号機を含む最終的な調査結果が出た段階で、原因と対策を改めて確認することとしたい。

 以上、5号機については、今後、営業運転に移行する上で特段問題とすべき点はないものと考える。
 東京電力には、引き続き、品質保証活動を通じて不適合の管理を徹底し、安全・安心を第一とした慎重な運転・監視を行うよう求めたい。


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