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Q2-12 給水ポンプの構造について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0042916 更新日:2009年7月24日更新

ご質問

給水ポンプの圧力増加について、「当該状態に応じた対策も実施されたことから、今後、営業運転に移行した場合に、同様な事象が発生することはないと考えられる」と東電の対策を肯定していますが、「ポンプの構造的な欠陥」という根本的な認識が全くありません。
東電は「今後は、次回定期検査時における設備改造等を検討していく」(第28回施設健全性評価委員会)と説明し、低出力時の給水ポンプの欠陥を認めています。
営業運転に技術的な問題はないと言えるのは、「プラント低出力時は給水ポンプ回転数が低く、主軸の溝による内部流体の押し戻し圧力が低く、相対的にポンプ内部の圧力が高くなることから、ポンプ内部水がシール水戻り配管に混入しやすくなり、発生したものと推定している」(同)というポンプの構造を理解していないからではないでしょうか。技術委員会は、給水ポンプの改造工事を提言する必要があるのではないでしょうか。

回答

ご指摘の東京電力が検討している設備改造とは、給水ポンプの軸封水部ではなく、今回臨時にヨウ素除去のためフィルタ設備を設置した軸封水部からのシール水戻り配管の途中にある空気抜き開口部のことであり、「ポンプの構造的な欠陥」ということではありません。
今回、給水ポンプの軸封水部分から、ヨウ素を含む水がシール水戻り配管に混入した原因は、7月7日の技術委員会でも説明されているとおり、低出力時には定格出力時に比べ、(1)給水ポンプ軸部分の内部圧力が高い(2)ポンプの回転数が低いため軸部分の溝構造によるシール水押込み圧が弱い、という状況が重なり相対的にシール圧力が低下したためと考えられています。
したがって、定格出力運転を行っている営業運転時には同様な事象が発生することはないと考えられますし、低出力運転時であっても、外部からのシール水圧を高くすることによって、シール水戻り配管への混入を防ぐことが可能であり、ポンプの構造改造などによらずともシール水圧の調整という運用による対応が可能であると考えます。

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