本文
道路除雪について
道路の除雪
冬期の道路交通確保は、日常生活や社会・経済活動を維持するため、極めて重要な施策です。また、近年では、観光やスキー等のレジャーの多様化や、日常生活においても通勤圏・通学圏の拡大、地域間の物流の拡大などにより、一層の安全で確実な冬期道路交通の確保が求められるようになってきています。そこで新潟県では、このようなニーズに対応するために安全な冬期の道路交通の確保に努めています。
除雪事業とは
除雪事業は、機械除雪を主体に消雪パイプや流雪溝などの施設を有効に利用し、冬期の道路交通を確保するものです。新潟県では、雪により平成18年豪雪を始めとして住民生活へ大きな影響を与える状況が発生しています。そのため産業の振興と安全で安心な暮らしのために、除雪機械の増強・更新を図りつつ、道路除雪を行っています。
また、歩道除雪に関しては、市町村が中心となって「雪みち計画」を策定し、この計画に基づき、国、県、市町村及び住民が協力し、歩行者の安全確保や効率的な歩道除雪に取り組んでいます。
除雪計画についてはこちらをご覧ください。
令和6年冬期道路交通確保計画 [PDFファイル/829KB]
除雪作業で活躍する除雪機械たち
除雪作業は雪の条件、道路構造、交通状況により、様々な種類の除雪機械で対応しています。
除雪ドーザ
小回りがきくので、狭い道路及び交差点などの新雪除雪や除雪幅を拡幅する作業に用います。
除雪グレーダ
重くて固い雪にも対応できるので、新雪除去や拡幅除雪に加え、圧雪を削り取る路面整正にも用います。
除雪トラック
高速作業が可能なので、迅速に新雪除去や拡幅除雪を行う場合に用います。
ロータリ除雪車
拡幅面積が大きく遠くまで投雪ができるので、雪壁が高い場合の拡幅除雪に用います。
機械除雪をわかりやすくまとめた動画「雪国にいがたの除雪 ~冬の道の守り人~」のご紹介
除雪の種類
1)新雪除雪
10cm以上の降雪があった場合、除雪トラックやドーザなどが出動し、新雪を路側に押しのけます。出動は基本的に早朝(終日確保路線を除く)です。
2)路面整正
通行車両によって踏み固められた圧雪がわだちになったり、デコボコした時に圧雪路面のデコボコを除去し、平滑に仕上げます。
3)拡幅除雪
新雪除去や路面整正によって路肩に積もった雪や、地吹雪の吹きだまりなどによって道幅が狭まった時に、道路幅を回復するために行います。
4)運搬排雪
家屋が多く立ち並ぶ市街地や道幅が狭いところでは、除雪した雪をロータリ除雪車などでダンプトラックに積み込み、排雪を行います。
5)凍結防止
路面凍結が予想される場合や凍結が生じた場合に、凍結防止剤を散布します。
6)歩道除雪
冬期間の歩行者空間を確保するため、歩道の除雪を行います。
7)雪庇(せっぴ)処理
道路標識や橋梁、斜面などに降り積もった雪が道路へ落ちる前に、重機や人力により雪庇を切り落とします。
道路除排雪委託条項・共通仕様書
道路除排雪作業についての委託条項及び共通仕様書です。
新潟県の除雪制度
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)